滝口入道とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 宗教家 > 宗教家 > 日本の僧 > 滝口入道の意味・解説 

たきぐち‐にゅうどう〔‐ニフダウ〕【滝口入道】


たきぐちにゅうどう 【滝口入道】

平安末期の僧。本名斎藤時頼平重盛の臣。建礼門院雑仕横笛恋して、父茂頼の怒りをかい、嵯峨往生院法輪寺とも)で出家、のち高野山入った高山樗牛小説で有名。(生没年不詳

滝口入道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/05 10:00 UTC 版)

滝口入道』(たきぐちにゅうどう)は、高山樗牛の、『読売新聞』1894年4月16日-5月30日に連載された小説。樗牛にとって処女作であり代表作であり、また唯一の小説である。




「滝口入道」の続きの解説一覧

滝口入道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/13 05:52 UTC 版)

斎藤時頼」の記事における「滝口入道」の解説

内大臣平重盛仕えた滝口武者斎藤茂の子斎藤時頼という武士がいた。身の丈は6尺(180cm)近くあり、母を早く亡くし成人した後に父と同じく重盛仕えた。 時は平家全盛時代時の権力者平清盛重盛の父)は、わが世の春謳歌していた。ある日清盛は、西八条殿花見の宴催し斎藤時頼もこれに参加していた。このとき宴の余興として、建礼門院重盛の妹)に仕えていた横笛が舞を披露した。それを見た時頼は横笛美しさ、舞の見事さ一目惚れしてしまった。 その夜から横笛忘れられない時頼は、恋し自分気持ち横笛伝えるべく、文を送ることにした。数多の男らから求愛される横笛であったが、無骨ながら愛情溢れる時頼の文に心奪われ、愛を受け入れることに。しかし、時頼の父はこの身分違い恋愛を許さなかった。傷ついた時頼は、横笛には伝えず出家することを決意した嵯峨往生院現在の滝口寺)に入り滝口入道と名乗り横笛への未練断ち切るために仏道修行入った。 これを知った横笛は、時頼を探しあちこちの寺を尋ね歩く。ある日夕暮れ嵯峨の地で、時頼の念誦の声を耳にする。時頼に会いたい一心横笛だが、時頼は「会うは修行妨げなり」と涙しながら帰したといわれる横笛は都へ帰る途中自分気持ち伝えたく、近くの石に「山深み 思い入りぬる柴の戸まことの道に我を導け」と指を斬り、その血で書き記したという。 滝口入道は、横笛これから尋ねてこられては修行妨げとなると女人禁制高野山静浄院へ居を移す。それを知った横笛は、悲しみのあまり大堰川身を沈めたとも、奈良法華寺出家したとも伝えられる横笛の死を聞いた滝口入道は、ますます仏道修行励みその後高野聖となった大円院8代住職務め元暦元年1184年)には、紀州勝浦平維盛重盛の子)の入水立ち会っている。

※この「滝口入道」の解説は、「斎藤時頼」の解説の一部です。
「滝口入道」を含む「斎藤時頼」の記事については、「斎藤時頼」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「滝口入道」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



滝口入道と同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「滝口入道」の関連用語

1
斎藤時頼 デジタル大辞泉
100% |||||



4
青月 デジタル大辞泉
100% |||||


6
報効 デジタル大辞泉
100% |||||

7
恋い死に デジタル大辞泉
100% |||||

8
打ち笑む デジタル大辞泉
100% |||||

9
生前 デジタル大辞泉
100% |||||

10
綾羅 デジタル大辞泉
100% |||||

滝口入道のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



滝口入道のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
中経出版中経出版
Copyright (C) 2024 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの滝口入道 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの斎藤時頼 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS