深澤家住宅(長野県塩尻市大字贄川)
名称: | 深澤家住宅(長野県塩尻市大字贄川) |
ふりがな: | ふかさわけじゅうたく |
名称(棟): | 主屋 |
名称(ふりがな): | おもや |
番号: | 2467 |
種別1: | 近世以前/民家 |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
指定年月日: | 2005.07.22(平成17.07.22) |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
代表都道府県: | 長野県 |
都道府県: | 長野県塩尻市贄川1622 |
所有者名: | |
指定基準: | (五)流派的又は地方的特色において顕著なもの |
管理団体名: | |
管理団体住所: | |
管理団体指定年月日: | |
構造形式: | 桁行10.6m、梁間17.3m、2階建、切妻造、東面便所及び廊下附属 |
時代区分: | 江戸末期 |
年代: | 嘉永5(1852) |
解説文: | 深澤家住宅は,中山道木曽路11宿の北端,贄川宿にある。贄川宿には,行商を生業とする商人が集住しており,深澤家もそうした家の一つであった。 宅地は中山道沿いの短冊形で,嘉永7年(1854)の竣工と伝えられる主屋が街道に面して建ち,後方に文政4年(1821)の北蔵と文久二年(1862)の南蔵が並ぶ。 主屋は,二階建,切妻造,平入,鉄板葺である。平面は通り土間と二列八室の座敷からなり,二階は表と裏に設ける。 北蔵と南蔵は,いずれも腰を海鼠壁とした漆喰塗の土蔵造である。 深澤家住宅は,各建物の建築年代がほぼ明らかで,江戸時代末期の木曽地方における宿駅の町家の姿をよく留めるものとして価値が高い。 主屋は規模が大きく,繊細な二階格子窓を出梁で持ち出して深い軒をつくる独特の正面外観をもち,架構や細部も優れ,当地方の町家の到達点をしめしている。 |
深澤家住宅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/11 14:51 UTC 版)
蔵2棟を含む建造物3棟と宅地が国の重要文化財に指定されている。深澤家は加納屋を屋号とする贄川屈指の商家で、主屋は嘉永7年(1854年)、北蔵は文政4年(1821年)、南蔵は文久2年(1862年)に建築されたものである。主屋は切妻造、平入り、2階建、鉄板葺きで、桁行(間口)10.6メートル、梁間(奥行)17.3メートルと、奥行きの長い建物である。内部は縦2列に8室を配する間取りで、下手(向かって右)に通り土間を設ける。2階は表側と裏手に各1室を設ける。当住宅は建築年代が明らかであり、蔵も含めた屋敷構えがよく残され、江戸時代末期の宿場の町家の状況を伝える建物として貴重である。
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