海客
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松山誠三(まつやま せいぞう) 声 - 渡部猛 高知県出身。1945年7月29日に、呉の軍港で働いていたとき、蝕に巻き込まれて慶国にたどり着いた老人。慶国で戸籍を得てずっと住んでいたが、慶国が荒れたため1年前に難民として巧にやってきた。現在でも十二国の言葉に苦労しており、女郎宿に売られそうになった陽子が日本語を話したことで、懐旧の思いから彼女を助けた。彼女との会話で、自分が流されて1ヶ月も経たないうちに日本が終戦を迎えたことを初めて知る。当初は優しかったが、陽子が十二国の言葉に不自由しないのを知ると態度を変え、妬み、逆恨みから、陽子が得ていたごく僅かな金銭を奪い姿を消す。アニメ版では、彼女を役人に売り渡そうとした。 壁落人(へき らくじん) 声 - 田中秀幸 静岡県出身。東大安田講堂事件に参加していた当時22歳の東京大学の学生で、1969年1月17日に流され慶国にたどり着いた。初歩的な中国語は身に付けていたものの会話は成り立たなかったが、筆談であればかろうじて通じたことで、比較的速やかに十二国のことを理解する。現在は雁国の芳陵に暮らし、庠序(雁のみに存在する、進学を目的としない人に対する郷の教育機関)で子供に処世術などの勉強を教えている。温厚な人柄で慕われ、博識。故郷に対しては「革命に失敗した土地」と未練は無い様子。海客の研究者でもあり、アニメ版では楽俊とともに陽子の正体を見抜いた。 大木鈴(おおき すず) #慶東国参照。
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海客
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蓬莱(日本)から来た人間を海客と呼ぶ。海客は虚海の岸にたどり着くとされている。海客が最も多くやってくるのは慶、次いで雁、次いで巧である。触に巻き込まれ、また海を流されてくるため、生きてたどり着く海客よりも死体で漂着するほうが多い。生きてたどり着く海客は、巧で3年に1人程度である。
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