没後の表彰など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 08:07 UTC 版)
38歳での夭逝は本田の評価やCDの売上げにも大きな変動をもたらした。死亡する半月程前に発売されたミニアルバム『アメイジング・グレイス』は売上が急上昇、オリコンの推定累計売上枚数は17万枚を突破し、日本人が歌うクラシックアルバムとしては初のオリコンTOP10入り(7位)を記録した。『AVE MARIA』は22位、『時』も39位まで上昇している。また、同じ歌手のアルバムでポップスとクラシックの両方共TOP10入りしたのも初のケースである。 本田の死を受けて日本レコード大賞(第47回)は特別功労賞を、ゴールデン・アロー賞は芸能功労賞を贈呈した。ゴールデン・アロー賞芸能功労賞受賞時の年齢38は、芸能功労賞の前身に当たる特別賞を受賞の松田優作(1989年度)の40(戸籍上は39)を下回る、物故者最年少受賞となった。尚、ゴールデン・アロー賞は、この他、前述の演劇新人賞を含め、音楽新人賞(1985年度)、グラフ賞(1986年度)と計4度受賞している。 幼少時代から亡くなるまで住んでいた埼玉県朝霞市は、本田の功績を称えて東武東上線朝霞駅の南口駅前広場に記念碑を建設した。これは駅前整備事業の一環として朝霞市の商工会の発案で企画されたもの。生誕40周年に当たる2007年(平成19年)7月31日に本田の母、所属事務所社長の高杉敬二、親友の早見優らの臨席の元、除幕式が行なわれた。闘病中に書いた「笑顔」と題する詩と本田の写真のパネルがはめこまれ、「ありがとう。心を込めて... 本田美奈子」という言葉が刻まれており、ボタンを押すと「新世界」の歌声が流れる仕組みになっている。
※この「没後の表彰など」の解説は、「本田美奈子.」の解説の一部です。
「没後の表彰など」を含む「本田美奈子.」の記事については、「本田美奈子.」の概要を参照ください。
- 没後の表彰などのページへのリンク