水沢伊達家とは? わかりやすく解説

留守氏

(水沢伊達家 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/28 16:22 UTC 版)

留守氏(るすし)は、藤原北家道兼流と称する武家士族だった日本氏族[1]伊沢家景奥州征伐後の1190年に源頼朝から陸奥国留守職に任じられ、子孫がその地位を世襲したことで留守氏を称す。南北朝・室町期には岩切城を本拠に国人領主化したが、伊達氏からの養子が繰り返されたことでその影響下に入る[2]江戸期には仙台藩主伊達家の一門家臣として伊達に改称して水沢を領し、水沢伊達家と呼ばれた。維新後、留守に復姓して士族[3]


  1. ^ a b 『余目氏家譜』
  2. ^ a b c d e "留守氏". 百科事典マイペディア,日本大百科全書(ニッポニカ). コトバンクより2022年11月8日閲覧
  3. ^ a b c d e f g 松田敬之 2015, p. 785.
  4. ^ 佐藤秀成「奥州惣奉行と陸奥国統治」『鎌倉幕府文書行政論』吉川弘文館、2019年2月 P196-198・202-204・210-211.
  5. ^ 斎藤子爵記念会 1941, pp. 85–86
  6. ^ “「第4の偉人」になれない小沢元代表”. 日本経済新聞. (2011年5月26日). https://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2400Y_U1A520C1NNH000/ 2024年5月23日閲覧。 
  7. ^ "平岸村". 日本歴史地名大系. コトバンクより2024年5月24日閲覧


「留守氏」の続きの解説一覧

水沢伊達家(江戸時代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 01:31 UTC 版)

留守氏」の記事における「水沢伊達家(江戸時代)」の解説

文禄2年1593年)、磐井郡桜城となっていた政景は、伊達姓を与えられ一門家格列したこの後、政景の家系一関城主・金ケ崎城主を経て寛永6年1629年)政景の子・宗利が胆沢郡水沢城主となり、以降幕末まで同地治めたことから、同氏は水沢伊達家と呼ばれるこのため水沢伊達家の歴代当主を、伊達姓に復帰した政景からではなく宗利から数え場合がある。 政景の直系4代・宗景までで絶え、その養子として仙台藩4代藩主・綱の弟・任が養子に入る。元禄8年1695年)、任が新設され中津山藩藩主就任すると、水沢領を涌谷伊達家から迎えた養子景に譲り水沢離れ、これ以後は政景の来孫である景の血統当主を継ぐ。 水沢伊達家の禄高は1,633588文、水沢伊達家の家臣団陪々臣)は808であった幕末13代・邦寧は慶応4年1868年)の戊辰戦争敗戦に伴い、水沢伊達家領が仙台藩から没収されたため失領する。翌明治2年1869年)に邦寧は旧姓復して留守氏名乗る。同明治2年居城水沢城胆沢県庁として使用されることになったため新政府接収されたうえ、水沢伊達家家中陪臣であるからとして帰農命じられ仙台藩士族籍を得られなかった。このため士分を保つために家中一同そろって北海道開拓参加すべきとの意見出されたが、邦寧は病身のため極寒気候に耐えられないであろうとの判断から仙台残留し吉田元俶・坂本平九郎家中200名を率いて石狩国札幌郡移住した。この時、水沢伊達氏家中によって拓かれたのが平岸村(現・札幌市豊平区平岸)である。

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