歴史雑誌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 16:32 UTC 版)
歴史雑誌は、大別すると学術雑誌の形態に近いもの(日本の場合『史学雑誌』・『日本歴史』)と、一般向けの歴史専門誌(『歴史読本』『歴史群像』『歴史街道』『歴史人』)等に分かれているが、両者の垣根は曖昧である。 日本を例にとると、前者にも歴史ポップカルチャーの一つNHK大河ドラマ特集がしばしば掲載される上、後者にも学術論文・学術書の紹介・学会報告がしばしば掲載される例がある。これは歴史雑誌が複数発行されている国では一般大衆が古くから歴史を好んでおり、ある程度学術的な内容でも理解出来、商業出版として成立し得る市場を形成している為発生する現象である。また、医学など他の分野に比べると開放的(専門資格を取得せずとも雑誌投稿等の形で参入が容易)であり、海音寺潮五郎・陳舜臣のように在野にありながら長年史論を発表し続けた人物も存在する。小和田哲男・今谷明のように、学術系、一般系の両方の雑誌に記事を書く歴史学者も存在する。その他古代史にセグメント化された雑誌として、邪馬台国 (雑誌)なども存在する。 史学雑誌 学術雑誌に近い。 日本歴史 同上 歴史群像 一般向けだが、歴史学者の執筆する記事も多い。 歴史街道 (雑誌) 一般向け。ただし学術書の紹介は多い。 歴史読本 一般向けだが、歴史学者の執筆記事が大半を占めることがある。学会報告も若干掲載。 歴史人 一般向け 歴史道 -朝日新聞出版(2018-) 歴史探訪 -ホビージャパン(2019-) 歴史通 政治雑誌の別冊から派生。保守系の近現代史が主 歴史REAL 一般向け、学会動向も掲載されていた 歴史と人物 - (1970-1986) 歴史評論 (雑誌) - 校倉書房(1946-) 歴史学研究 (雑誌) - 青木書店(1933-) 西洋史学 国際政治 (雑誌) 軍事史学 鉄道史学 科学史研究 - 岩波書店(季刊) 邪馬台国 (雑誌) - 梓書院 東アジアの古代文化 - 大和書房(1974-2009) 考古学(雑誌) - 雄山閣 月刊考古学ジャーナル - ニュー・サイエンス社(1966-) 古代文化 (雑誌) - 古代学協会(1957-)
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