機体の構成と性能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/08 17:42 UTC 版)
「銀河3号 (ロケット)」の記事における「機体の構成と性能」の解説
2012年12月に、韓国が黄海に落下した銀河3号の残骸を引き上げて、米韓合同で調査した結果、銀河3号はスカッドやノドンの技術を基盤に北朝鮮が独自に開発したものであることが確認された。技術水準は「60年代から70年代のソビエト連邦の弾道ミサイルの水準」や「ノドンと同等水準」と分析された。メインエンジンはテポドン2号と同じく推力27トン級のノドンのエンジン4基をクラスター化したもので、1段用の姿勢制御用の補助エンジンは4基の3トン級エンジンであった。燃料はケロシンに炭化水素系化合物を添加した物質で、酸化剤は赤煙硝酸であった。10個程度のセンサと一部電子機器は中国などの5カ国の外国製が使われていた。 日本の防衛省は、この北朝鮮のロケットは射程1万キロメートルを超え、アメリカ本土を射程に収めている可能性があると分析している。2013年1月25日に開かれた安全保障会議で、この分析の報告書が、小野寺五典防衛大臣によって報告された。
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