枝葉末節
枝葉末節とは、枝葉末節の意味
枝葉末節(しようまっせつ)とは、まったく重要でない些末な部分・取るに足らない部分を指す意味で用いられる表現。主要でない部分、非本質的な部分、本質から外れた事柄、どうでもよい事柄、つまらない事柄。「そんな事は今は考えなくてよいから根幹の部分について考えろ」というような諫言のニュアンスを込めて用いられることが多い。枝葉末節の語の由来・語源
枝葉末節の「枝葉」は、樹木の「枝と葉」になぞらえて「主要でない部分」を指す比喩的表現である。「末節」は、これ単独で「物事の重要でない部分」を意味する語である。仮に「末節」を「樹木の先端付近にある節(?)」の意味とするならば、「枝葉末節」という表現は丸ごと樹木になぞらえた比喩表現と解釈できそうではあるが、たいてい国語辞書は「末節」の語そのものに「樹木の先端の節」というような語義を認めていない。
動物の手足の先端の骨を「末節骨」というが、仮に「枝葉末節」の「末節」が「末節骨」を指しているなら、「枝葉末節」という表現は「動植物のそれぞれ末端の部分」になぞらえた表現と解釈できることになる。しかし、そのような見解を裏付ける根拠がない。
いずれにしても「枝葉末節」は「その部分をバッサリ切り落としたとしても全体の存続には影響を及ぼさない」「真っ先に心配するべき部分ではない(もっと心配するべき部分が他にある)」「根幹・中心となる部分を先に重視するべきだ」という意味合いが込められた表現であるといえる。
枝葉末節の語の使い方(用法)、例文
枝葉末節は「枝葉末節にこだわる」「枝葉末節にかかずらう」「枝葉末節にとらわれる」といった言い回しで用いられることが多い。枝葉末節の類語と使い分け方
枝葉末節の類語・類似表現としては、「枝葉の部分」「些末な問題」「重箱の隅」のような言い回しが挙げられる。細かい部分にばかり目がいって全体を見渡せていない、という意味では「木を見て森を見ず」なども言い換え表現の候補に挙げられる。枝葉末節の英語
枝葉末節は、要するに「重要でない些細な事柄」ということであるから、英語で表現するなら unimportant details(重要でない些細な事柄)とか trifling details(取るに足りない些事)のように表現すれば趣旨が伝わる。しよう‐まっせつ〔シエフ‐〕【枝葉末節】
枝葉末節
「枝葉末節」の例文・使い方・用例・文例
枝葉末節と同じ種類の言葉
- 枝葉末節のページへのリンク