自縄自縛
自縄自縛とは、自縄自縛の意味
自縄自縛とは、自らの言動によって身動きが取れない苦境に自ら陥ること、を意味する表現。過去の発言・宣言や、行動、あるいは信念などが、行動の選択肢を狭めているさま。自縄自縛の語の由来・語源
自縄自縛は「自縄を用いて自縛する」ということであり、すなわち「自分の縄で自らを縛る（かのような状況）」という比喩的表現である。その語源は定かでない。ただし仏教の語録「臨済録」には「無縄自縛」という表現が見られる。……とはいえ「無縄自縛」と「自縄自縛」の関連性も明らかでない。「無縄自縛」をもじって「自縄自縛」と言うようになったとも、その逆であるとも、はたまた全くの無関係であるとも、何ともいいかねる。自縄自縛の語の使い方（用法）、例文
自縄自縛の類語と使い分け
自縄自縛の類語としては「自業自得」「因果応報」「身から出た錆」などが挙げられる。いずれも「自分の行いの結果が自分の身に降りかかる」という意味合いの（基本的に悪い意味で用いられる）表現である。なお「自業自得」と「因果応報」は仏教の用語である。自縄自縛の英語
自縄自縛を表現する英語としては fell into one's own trap のような言い方が挙げられる。「自分で仕掛けた罠に自分が嵌る」という趣旨の言い回しである。自縄自縛
読み方：じじょうじばく
自縄自縛とは、自縄自縛の意味
自縄自縛とは、自分の言葉や行動によって身動きが取れなくなるという意味の四字熟語。英語では self trapping、または be caught in one's own trap となる。自縄自縛の自縄は自分の縄と言う意味で自分の発言や行為のこと、自縛は自分で自分を縛ることが語源である。よって、自縄自縛は、自らの言動が原因となって自分を縛り付け苦しみ、自由を得られないということである。自縄自縛の類義語
自縄自縛の類義語には、自業自得や自業自縛、向天吐唾などがある。自業自得と自業自縛は同じ意味合いの四字熟語で、自分の行いが報いとなって自分に返ってくるという意味である。向天吐唾は、天（空）に向かって唾を吐くと自分にその唾がかかることから、人に害を与えようとした結果、自分に害が及ぶことを言う。自縄自縛の例文や使い方
自縄自縛の例文には「彼は自慢ばかりする性格のため友達が離れていった。自縄自縛だな。」や、「彼女はミスを覆すために色々なことに手を出しすぎた。部署から外されたのも自縄自縛だ。」などが挙げられる。自縄自縛の語は戒めの四字熟語ではあるが、マイナスな意味を持つため使い方としては上司が部下に対して使用するなど、ビジネスシーンでよく用いられる言葉でもある。よって、普段使いが行われることは少なく、人に指摘する四字熟語のため励ましの言葉にはならないので使用する時は注意が必要である。
じじょう‐じばく【自縄自縛】
「自縄自縛」の例文・使い方・用例・文例
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