板尾シリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 15:04 UTC 版)
「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!の企画」の記事における「板尾シリーズ」の解説
年に数回、不定期に放送。明確なタイトルはなく、単に「板尾いちゃもんシリーズ」或いは「板尾現る!」「板尾銭ゲバシリーズ」などとも呼ばれる。板尾がメンバーのロケ企画に乱入し、メンバーに様々な難癖をつけて金を貰うというもの。 シリーズの第1回は1999年2月7日の「板尾が見てる!」。2回目以降、「もちろんそうよ」しか言わない日系ブラジル人の嫁と娘(無論、2人とも架空。板尾の本当の嫁は日本人)が登場し、ビンゴ大会に乱入したり、「モリマンvs.山崎」を「板尾vs嫁」にしたり、「七変化」を勝手にマネして金を巻き上げるなどエスカレートした。あげくには「嫁をレギュラーにしろ」「出産祝いをよこせ」など露骨にいちゃもんをつけ、金を要求した。ガキの使いメンバーによって板尾を尾行したこともあり、街の人々を騙して金を巻き上げ、インチキ外国人マフィアに金を上納していることが判明した。 2004年2月8日の「板尾の移動販売」で登場した嫁は、マドンナの「Material Girl」に乗せて珍妙なダンスを披露しメンバーを爆笑させた。その後2005年7月10日放送の「板尾と嫁のクイズイッツジーイッツジー」では新たな決め台詞「その発想はなかったわ!」で爆笑を誘った他、同年10月4日放送の罰ゲームスペシャルでも「Material Girl」「Like A Virgin」更にはアイリーン・キャラ「What A Feeling」(映画『フラッシュダンス』のテーマ曲、後日未公開集で放送)にのせて奇怪なダンスを繰り広げて「マテリアルガール」の異名を取り、松本が「スペシャルのMVP」と讃えた程。嫁・娘とも数回代替わりしている。 企画の発端は菅の実体験による。番組でロケをした際、たまたま現場を見物に来ていた近所に住む某大御所タレントが「俺が黒子的に見切れて、昔のギャグを言ったらバッチリウケるよ」と豪語して、その場で執拗に出演を迫ったことがある(結局その際は丁重に断ったそうだが)。打ち合わせ会議でそれを聞いた松本は大爆笑。このシチュエーションをいたく気に入り、これが先の第1回の台本の原案となった。 こうして数回に亘って放映され、シリーズ化される程の人気企画となった板尾シリーズだが、これらは全て台本に沿ってストーリーが創られたもの、つまり「コント」である。一時期は最後に「この企画はフィクションです」とテロップが入っていたことがあるが、特にその主旨の説明は行っていない。板尾はこれ以降、テレビドラマや映画への出演機会が急増、俳優としても活躍することとなる。板尾は著書『板尾日記』の中で「ガキのメンバーは世界一絡みやすい」と書いている。 初代・嫁(通称「チャッキー」)は日系ブラジル2世のタレントで、ガキの使いとの契約が切れた後に写真週刊誌に顔を出してヘアヌードを披露した。
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