暗示的看過法とは? わかりやすく解説

陽否陰述

(暗示的看過法 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/22 03:56 UTC 版)

陽否陰述(ようひいんじゅつ、ラテン語Apophasis, アポファシス)とは、一般的に、「言わないことによって言うこと」を指す。陽否陰述は幅広く様々な修辞技法に及んでいる。語源はギリシャ語apophanai(「いいえ」と言うこと)[1]


  1. ^ apophasis - Definitions from Dictionary.com
  2. ^ paralipsis
  3. ^ アリストテレス『分析論前書』


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暗示的看過法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/05 20:53 UTC 版)

陽否陰述」の記事における「暗示的看過法」の解説

暗示的看過法(または逆言法、Paralipsis, or praeteritio, preterition, cataphasis, antiphrasis, parasiopesis)とは、話者あるいは作家が言うべきことを言わないと言いながら、主題について述べ修辞技法である。イロニー修辞学的な相対語とも言える。暗示的看過法は人身攻撃使われる場合が多い。 一般的に、暗示的看過法は、不当な意見言った話者同時にそこから遠ざけるのに使われる。たとえば、政治家次のような言葉である。 私は、敵が酔っぱらっているという申し立てについてすら話したくない。 英語で最もよく用いられるのは、「not to mention言うまでもない)」というフレーズである。 彼女は才能がある。豊かであるのは言うまでもない。 この言い方は、修辞的な力を全部とは言わないがほとんど失っていて、もはやありきたりなのである。「言うまでもない」という言葉は、豊かであるという主張から話者遠ざける技法としての働きをもはや果たしはおらず、「そして、豊かだ」を別の言い方述べているにすぎない一方、「if I don't say so myself自分で言うのも何だけど)」は、「if I do say so myself自分で言うのも何だが)」という肯定間違いだが、話者謙遜を示す意味を持つ。 Proslepsisは、無視すると言いながら事の詳細語ってしまう、極端な暗示的看過法である。 我々の尊敬する敵がまだ口についたウォッカ空瓶一緒に裏通り眠りこんでいたのを見つかった去年の冬のことを言って身を落とすつもりなど私にはない。。 暗示的看過法はキケロ弁論の中でよく使った。 君がカティリナ助けることによってローマ市民の我々を裏切ったという事実を、私は言うつもりはない。

※この「暗示的看過法」の解説は、「陽否陰述」の解説の一部です。
「暗示的看過法」を含む「陽否陰述」の記事については、「陽否陰述」の概要を参照ください。

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