早期教育の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/28 00:26 UTC 版)
様々な種類があるが、日本では早期教育と言うと、主に「超早期教育」と「幼児・就学前教育」を指すことが多い。 超早期教育 脳に刺激を与えるような活動を通じて行う胎児や乳児の教育 幼児教育・就学前教育 小学校に就学する前に文字の読み書き、計算、外国語などの教育を施すこと。子供にとって親の読み聞かせや遊びも教育であるが、そのような日常生活の体験を通して自然に覚える文字や数の概念(体験認知型)ではなく、市販の教材や幼児教室で暗記して獲得した知識(パターン認知型)を指す。とくに乳児の時から英語環境に浸らせたり、小学校の教科に英語を加えるなど、英語については早期英語教育と言う。 早期就学 諸外国では、小学校の就学年齢を標準よりも1年程度早くしたり遅くしたりする制度を持つ学校もある。早めるだけでなく、入学を遅らせたり、早期就学しても原級留置するなど必ずしも進級という一方向を向いているわけではない。 飛び級・飛び進学 学年制の学校で、正規の進級よりも早期に上級学年に移行すること。単純に生徒を上の学年に移すだけであるため、学校・教師側の負担は少ない方法である。 早修 学年は同じままで、より高度な内容を学習する。飛び級と違って得意分野も苦手分野も上のレベルで学ぶというわけではないため、学校・教師側にとってはカリキュラムを立てる作業が増えるが、生徒にとっては負担が少ない。また学習面では進んでいても、身体面・精神面は同年齢と似たレベルにある子供にも適している。ワークショップ方式では子供一人一人が自分の能力レベルに合った読書・読解問題や計算問題を解かせる。エンリッチメント方式では先に進む学力のある教科について、他の教室で指導を受けたり、別の課題を与えたり、宿題の量や質を変えるなどして対応する。
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