日本の冬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 08:09 UTC 版)
冬は日本海側から冷たく湿った風が吹きつけ、北日本はほぼ毎日気温が0℃以下の冬日や真冬日になる。北日本の日本海側は世界屈指の豪雪地帯であり、多いところで2~3mもの雪が積もる。一方、関東以西の太平洋側では、山間部や内陸を除くと冬は比較的穏やかで、沿岸部では積雪がないことが多く、気温もそれほど低くはならない。空気も乾燥しており、晴れた日も多い。 12月に入ると東海地方以西の太平洋側では初雪が降る。 1月から2月初め頃までは、一年で最も寒い時期の「真冬」となる。寒さのピークであり、大陸から寒波が断続的に流れ込み、日本海側や北日本では大雪の日が多い。北日本や山間部では最高気温0℃以下の真冬日が多くなり、特に北海道内陸部は-20℃未満の極寒に見舞われることがある。太平洋側の平地でもこの時期の最高気温は4~10℃と寒く、冷たく乾燥したからっ風が吹くため体感温度はさらに低い。 2月になると北日本でも真冬日が減り、日平均気温は太平洋側平野部では6℃前後、厳しい寒さだった真冬に比べると寒さは和らぐ。そして南日本では梅が開花し、南寄りの風が吹き荒れる。一方で、東北から関東地方にかけての太平洋側は降雪が最も多い時期でもあり、この時期に多く発生する南岸低気圧によって雪を降らせている。
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