放送規格・品質
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放送規格として、日本のデジタル放送規格であるISDBの地上デジタル音声放送用規格ISDB-TSBを採用している。放送波として3セグメント形式のOFDMフレーム×2で送信され、音声はMPEG-AACで放送される。またサービス開始前に2016年8月以降にHD Soundと呼ばれる高音質放送を行うことが発表され、2018年7月23日からは96kHzサンプリングHE-AACフォーマットでのハイレゾ級高音質放送「i-dio HQ」が開始された。 また、放送というインフラによるIPデータキャスト技術を使うことにより、音声や映像だけでなく、さまざまなデータを送信することが可能である。たとえば、電子チラシや電子クーポンの配布、リアルタイムの自動音声読み上げ、受信デバイス内のデータ更新、自動車向けテレマティクスサービスの提供などが想定される。放送を利用することにより、災害発生時や大規模イベント開催時の輻輳に影響されることなく、情報提供が可能となる。独自の防災情報システム「V-ALERT」も用意されており、地方公共団体から地域住民に向けた避難情報を、音声やデータで指定したエリアだけに配信する事が可能となっていた。 その一方で、2016年7月からはIPサイマル放送を実施し、i-dioが放送する音声や映像などのデータをコンテンツデリバリネットワークを介して配信を行っている。難視聴対策として、電波が届かないエリアでも通信によって放送を聞くことができるようにしている。基本的にスマートフォンやタブレット端末(iOS、Android)が対象となるが、後述のようにチャンネルによってはパソコンでも聴取出来るようになっていた。
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