改修工事反対運動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 11:13 UTC 版)
終戦後は食料の不足はもちろん、終戦の安堵と敗戦へのショックのため、人々は心中穏やかではなかった。それらは工事の品質に悪影響を与えるに十分だった。流域の住民の間では、堰堤が崩壊するのではないかとの噂が広がり、不安に駆られた一部の住民はこれを扇動する勢力と合同し女鳥羽川系危険防止同盟会を結成。改修工事反対運動を起こした。 これを受け事業者側は堤高を当初の予定より1メートル下げ、貯水量を原案の809,460トンより約1万トン減少させることで堤体に加わる水圧を低減し安全度の向上を図ることを提案。同盟会側はこれに合意し工事は続行されることになった。この措置による貯水量減少分は、隣接する番場池を改修することでまかなわれている。
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