振戦とは? わかりやすく解説

しん‐せん【振戦】

読み方:しんせん

《「震顫」「振顫」とも書く》不随意運動一つ意思とは無関係に生じ律動的な細かい振動運動(ふるえ)のこと。振動大きさ速さ発生状況などで分類されるストレス・不安・疲労甲状腺機能亢進アルコール離脱症状などでも生じるが、日常生活支障がある場合や、重症分類される場合薬物治療を行う。

[補説] 姿勢時振戦(字を書く時などに軽度に手がふるえる)や本態性振戦原因不明で主に手や足が速く細かくふるえる)は高齢者生じることが多い。安静時振戦睡眠時など筋肉安静時に生じ荒くゆっくりとしたふるえ)はパーキンソン病主症状一つとされ、大脳基底部神経細胞障害よるものとされる脳血管障害など脳疾患後遺症として生じ場合は、大脳一部電極埋め込む脳深部刺激療法DBS)などの治療が行われる。


振戦

β2交感神経刺激薬には、手指振るえ(振戦)や動悸がある。これは交感神経刺激による症状である。

振戦

【英】:Tremor

不随意的な四肢または体幹震えで、小さな連続的な筋収縮であり、四肢屈伸や体の移動には至らない全身現れることもある。振戦の評価には、その起こる部位速度振幅発現増減条件について検討することが重要である。
振戦は、静止時に見られるものと、運動時に起こるものとがあり、中でも意図的な運動起こしたとき、目的物に手を近づける震えが高度になる企図振戦は、小脳障害を示す特徴的なものである。
マウスラットウサギイヌサル  程度

振戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/17 22:59 UTC 版)

振戦(しんせん、震顫、振顫。英:Tremor)とは筋肉収縮弛緩が繰り返された場合に起こる不随意のリズミカル運動である。振戦はだれしも起こりうる症状でストレス、不安、疲労、アルコールの離脱症状(禁断症状)、甲状腺機能亢進症(甲状腺の働きが過剰になる)、カフェイン摂取、刺激薬(エフェドリンなど)の使用などで出る場合がある。ふるえともいう。




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