拡張化計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 15:12 UTC 版)
2017年3月29日、名古屋鉄道は名鉄名古屋駅周辺の再開発計画を発表し、名古屋近鉄ビル・大手町建物名古屋駅前ビル(ビル内にヤマダ電機LABI名古屋店)・日本生命笹島ビルも建物を一旦取り壊して、一体化して改築する予定である。 2022年度に着工予定、リニア中央新幹線が開通予定である2027年度の完成予定で調整中。開発面積は2万8千平方メートルとなる。総事業費は発表時点では未定だが、2017年度の設備投資計画に再開発ビルの設計・デザイン費用として9億5000万円を計上する。新一体化ビルの高さは160-180メートル。商業施設・オフィス・ホテル・住宅機能を盛り込む。近鉄グループも名駅エリアにおけるホテル事業に意欲を示しているための再開発計画に乗った形となっている。名鉄の安藤隆司社長は「住民や名古屋を訪れた人が何を求めているかを把握し、おもしろみや温かみのある要素を取り入れた施設にしたい」と述べている。また、再開発後はJR高架を挟んだ太閤通で人の往来分断を避けるために道路の上空部分を意識したビル設計もする。加えて、近畿日本鉄道・三井不動産・日本生命もこの事業に関わるために既存の近鉄百貨店名古屋店との調整もあり、「再開発はまだ入り口にたった段階」とした上で百貨店事業の継続・ホテル事業の住み分けも含め、関係者との調整が今後の課題となる。なお、2021年現在は再開発が無期限延期となっている。
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