押韻構成とは? わかりやすく解説

押韻構成

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 04:50 UTC 版)

押韻構成(おういんこうせい、または押韻配列押韻スキーム英語rhyme scheme, ライムスキーム)は、またはで、行の押韻のパターンのこと。押韻は行の最後の部分にされるので、end rhymes(脚韻、終末韻)のパターン、つまり、脚韻構成(または脚韻配列脚韻パターン)と言うこともできる。




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押韻構成

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 05:34 UTC 版)

「詩」の記事における「押韻構成」の解説

詳細は「押韻構成」を参照 現代ヨーロッパ諸語アラビア語中国語を含む数多く言語で、バラッド・ソネット・二行連といった詩の形式構成する要素として詩人たちは一定のパターン沿って脚韻用いてきた。しかしながら構造的な脚韻用法ヨーロッパ伝統中においてすら普遍的なものではない。現代の詩は伝統的な押韻構成を避けるものも多い。古典ギリシア・ラテンの詩は押韻を行わなかった。脚韻中世盛期11-13世紀頃)に、部分的にアンダルス今日スペイン)のアラビア語影響下でヨーロッパ移入された。アラビア語詩人たちは6世紀アラビア文芸発達初期からその長大カスィーダ (en:qasida) において大々的脚韻用いていた。中国では紀元前の『詩経』『楚辞』で既に押韻が行われていた。押韻構成の一部特定の言語・文化時代結び付いたものとなり、一部はそれらを跨って使用されるものとなった。詩の形式中には王侯用詩形ルバーイイのように明確に定義され一貫した押韻構成を持つものもある一方で可変の押韻構成を持つものもある。 押韻構成の大半脚韻の組に対応する文字によって表せる。例え四行詩の第1・2・4行が韻を踏み第3行が踏まないとすると、この四行詩は「a-a-b-a」の押韻構成を持つと言う。この押韻構成はルバーイイ形式などで用いられるのである同様に、「a-b-b-a」の四行詩は(抱擁韻、en:enclosed rhyme呼ばれ)、ペトラルカソネットなどの形式用いられる。より複雑な押韻構成の中にはオッターヴァ・リーマテルツァ・リーマのように「a-b-c」式の構成離れ、独自の名前を持つようになったものもある。さまざまな押韻構成の種類方法については「押韻構成」の項を参照

※この「押韻構成」の解説は、「詩」の解説の一部です。
「押韻構成」を含む「詩」の記事については、「詩」の概要を参照ください。

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「押韻構成」の例文・使い方・用例・文例

  • 押韻構成のある14の行でなる詩の形体
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