気管や気管支が慢性的に炎症を起こし、粘り気の強い痰が喉の方に押し出されにくくなり、咳や痰が続く病気です。慢性気管支炎になると、気道が狭くなって息を吐きづらくなるという症状がみられます。これを気流制限といいます。症状が起こる病気に肺気腫がありますが、現在ではこれらを合わせて慢性閉塞性肺疾患(COPD)と呼ぶことが多くなっています。ともに最大の原因は喫煙であることが分かっています。受動喫煙もまた症状を悪化させます。禁煙は予防だけでなく症状を軽減する上でも有効で、最も重要な治療手段であるといえます。
慢性気管支炎
慢性気管支炎【まんせいきかんしえん】
気管支炎
(慢性気管支炎 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/13 14:32 UTC 版)
気管支炎(きかんしえん、羅: 独: 英: 蘭: bronchitis)は、呼吸器疾患の一つで気管支の炎症を指す。急性と慢性に区分される。また、別の区分では慢性気管支炎は閉塞性肺疾患にも分類される(気道の狭窄症状、肺の過膨張、喘鳴、呼気延長、1秒率の低下、残気量の増加等)。自身の喫煙や周りの人間による受動喫煙の健康被害により、症状が悪化したり慢性化したりする悪影響がある。
- ^ a b c d e Barnett, Michael L.; Linder, Jeffrey A. (2014). “Antibiotic Prescribing for Adults With Acute Bronchitis in the United States, 1996-2010”. JAMA 311 (19): 2020. doi:10.1001/jama.2013.286141. ISSN 0098-7484.
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- ^ a b c d CG69: Respiratory tract infections (self-limiting): prescribing antibiotics (Report). 英国国立医療技術評価機構. 2008-07.
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慢性気管支炎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 16:24 UTC 版)
痰・咳が2年以上連続し、毎年3ヶ月以上継続するものを指す。慢性閉塞性肺疾患(COPD)に含まれる。ただし肺結核、肺化膿症、気管支喘息、気管支拡張症等の肺・心疾患を伴うものは除外する。また男性に多く、冬期に増加する傾向がある。進行そのものは緩慢で適切な治療を行えば問題は無いが、放置すると肺性心へ進行する事も多いので注意が必要である。
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