弘安5年4月御図顕の本尊とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 弘安5年4月御図顕の本尊の意味・解説 

弘安5年4月御図顕の本尊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/17 20:52 UTC 版)

天目授与本尊」の記事における「弘安5年4月御図顕の本尊」の解説

本尊日蓮大聖最晩年に御図顕された御本尊一つということができる。立正安国会御本尊目録では120番である。大きさは縦3尺0寸7分(93.0cm)、幅1尺6寸8分(50.9cm)で、3枚料紙をつなぎあわせた上に図顕されている。山中喜八は御本尊集目録において「年月日右下に、異筆で『禅』とあり、これに続く何字かを削損した形跡存する。『卯月』の下に『二』を加えたのも、聖筆とは拝し難い。当御本尊授与書きに『沙門天目に之を受与す』とあり、京都妙満寺宝蔵文永11年6月御本尊(本集11)もまた『沙門天目に之を受与す』とあるのは異とすべく、古来謀筆の論議生じた一因であるが、当御本尊授与書は聖筆、妙満寺のそれは他筆拝するのが至当のようである。」としている。しかし山中喜八が指摘する異筆の「禅」の文字は、写真で見る限り「禅」の文字の下がすでに削損されているようであり、「禅」に続く異筆文字だけが削損されているというようには見えない授与書きそのものが削損されていると見るのが自然と思われるまた、御本尊の「沙門天目に之を受与す」との授与書き筆致日蓮大聖人のものとは異なるように見える。従って当本尊天目授与とすることにも疑点がある。2014年現在京都本隆寺所蔵される。

※この「弘安5年4月御図顕の本尊」の解説は、「天目授与本尊」の解説の一部です。
「弘安5年4月御図顕の本尊」を含む「天目授与本尊」の記事については、「天目授与本尊」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「弘安5年4月御図顕の本尊」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「弘安5年4月御図顕の本尊」の関連用語

弘安5年4月御図顕の本尊のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



弘安5年4月御図顕の本尊のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの天目授与本尊 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS