縦書きと横書き
左横書き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 09:28 UTC 版)
カナモジカイは、1926年に、鉄道の駅のなまえを表音式左横書きカタカナとするように建議をした。鉄道省では、物理学者でローマ字論者の田中館愛橘、眼科医の石原忍などを集めて研究し、表音式左横書きカタカナの採用を決定した。若槻禮次郎内閣の井上匡四郎鉄道大臣は1927年4月7日に達296号「鉄道掲示例規」を出し、表音式左横書きカタカナの表示がその日からはじまった。 ところが、4月20日に、若槻内閣が倒れて田中義一内閣が誕生したため、鉄道大臣は小川平吉にかわった。小川は就任まもない5月4日、表音式左横書きカタカナの中止を命じた。さらに、7月2日には達571号「鉄道掲示例規」を出し、7月5日から従来の右横書きひらがなとすることにした。さらに、1929年4月11日には、かなづかいも従来のものに戻すことを命じた。
※この「左横書き」の解説は、「カナモジカイ」の解説の一部です。
「左横書き」を含む「カナモジカイ」の記事については、「カナモジカイ」の概要を参照ください。
- 左横書きのページへのリンク