山陽・九州方面
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1965年に南福岡電車区(現・南福岡車両区)に配置開始。同年10月のダイヤ改正から東海道本線・山陽本線・鹿児島本線・日豊本線系統の急行列車として運用が開始。東は名古屋、南は西鹿児島までの運用を担当。名古屋 - 博多間のロングランや小倉で列車編成の分割・併合が行われる運用も組まれた。 鹿児島電化が完成した1970年10月1日に鹿児島運転所(現・鹿児島車両センター)に一部車両が転属したのを皮切りに、1973年10月1日には鹿児島の他に大分電車区(現・大分車両センター)にも転属となり南福岡の配置がなくなった。山陽新幹線博多開業によるダイヤ改正で本州内での急行運用がなくなり全車大分電車区集中配置となった。その後の運用見直しで1980年から一部車両が鹿児島に再転出しているが、1982年11月のダイヤ改正をもって九州地区での急行運用が消滅した。 詳細は山陽本線優等列車沿革、鹿児島本線優等列車沿革・日豊本線優等列車沿革も参照のこと。 1965年投入当初は以下の編成が組成された。 ← 熊本 大阪・名古屋 → クハ455 モハ474 クモハ475 サハシ455 サロ455 サロ455 モハ474 クモハ475 + クハ455 サハシ455 モハ474 クモハ475 基本編成 付属編成 1968年10月1日改正以降は、編成数増加のために基本編成のサロ455形1両と付属編成のサハシ455形を減車した以下の編成に変更となった。 ← 西鹿児島・熊本 大阪・名古屋 → クハ455 モハ474 クモハ475 サハシ455 サロ455 モハ474 クモハ475 + クハ455 モハ474 クモハ475 基本編成 付属編成 1970年以降増備された電動車ユニットはクモハ457形+モハ456形に変更されたが、1973年11月30日をもってビュフェ営業休止。1978年10月改正でサハシ455形が外され基本編成が6両となった。 ← 西鹿児島・熊本 大阪・名古屋 → クハ455 モハ474 クモハ475 サロ455 モハ474 クモハ475 + クハ455 モハ474 クモハ475 基本編成 付属編成 また一部列車や臨時列車には、他地区と同様にTc-M'-Mcの3両を組み合わせた6両・9両編成での運用も行われた。投入された主な列車を以下に示す。 準急→急行 「ぎんなん」:博多 - 熊本間 急行 「はやとも」→「玄海」:名古屋 - 博多間 「つくし」:新大阪・大阪 - 博多間 「山陽」→「はやとも」:広島 - 博多間 「有明」→「しらぬい」:岡山 - 熊本間 「べっぷ」:新大阪 - 大分間 「ゆのか」:博多 - (日豊本線) - 大分間 「かいもん」:博多 - (鹿児島本線) - 西鹿児島(現・鹿児島中央)間 「そてつ」:熊本 - 西鹿児島間 「日南」:門司港・小倉 - (日豊本線) - 西鹿児島間 急行→快速 「錦江」:宮崎 - 西鹿児島間 快速 「ひむか」:延岡 - 南宮崎・宮崎空港間 季節・臨時急行 「鷲羽」:新大阪 - 宇野間(1972年3月 - 1975年3月)
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