小袖の手
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小袖の手(こそでのて)は、鳥山石燕の妖怪画集『今昔百鬼拾遺』などの江戸時代の古書にある日本の妖怪。小袖(袖口の狭い高級な和服)の袖から、幽霊らしき女性の手が伸びたもの。
- ^ 多田 2006, pp. 253–255.
- ^ 多田 2006, p. 20.
- ^ 稲田篤信、田中直日 編『鳥山石燕 画図百鬼夜行』高田衛監修、国書刊行会、1992年、222頁。ISBN 978-4-336-03386-4。
- ^ 村上健司編著『日本妖怪大事典』角川書店〈Kwai books〉、2005年、143頁。ISBN 978-4-04-883926-6。
- ^ 粕三平編著『お化け図絵』芳賀書店、1973年、176頁。 NCID BN0895133X。
- ^ 京極夏彦、多田克己編著『妖怪画本 狂歌百物語』国書刊行会、2008年、297頁。ISBN 978-4-3360-5055-7。
- ^ 『日本の妖怪百科』 4巻、岩井宏實監修、河出書房新社、2000年、51頁。ISBN 978-4-309-61384-0。
- ^ 藤沢衛彦『妖怪画談全集 日本篇』 上、中央美術社、1929年、61-64頁。 NCID BA49584216。
- ^ 『図説 地図とあらすじで読む 日本の妖怪伝説』志村有弘監修、青春出版社、2008年、106頁。ISBN 978-4-413-00965-2。
- ^ 近藤瑞木 著「石燕妖怪画の風趣」、小松和彦 編『妖怪文化の伝統と創造』せりか書房、2010年、48頁。ISBN 978-4-79-670297-3。
小袖の手
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「地獄先生ぬ〜べ〜の登場人物」の記事における「小袖の手」の解説
昔の章屋の娘で、少し勝気な女の子が着ていたお気に入りの着物に魂が宿った妖怪。ある正月、思いを寄せている村の若者と神社の初詣をするはずだったが、大晦日の夜、神社に向かう途中暗がりで橋から落ちて死んでしまった。その後、遺族が形見にと大切に残していたその着物に魂だけが宿り妖怪化した。百合愛が夏休みに田舎の祖母の家へ遊びに行った時、蔵にあった着物を気に入り無理に頼んで家に送ってもらい、元旦の初詣のために着た。健斗と2人きりになりたい百合愛の恋心に反応して振袖から現れる。彼女の手となり(言うことを聞かないと胸をはだけさせてタコ踊りをさせると脅しながら)健斗との恋路を手伝ってやろうと強引な手段で衛、勇輝、茉莉、星蘭、瑠海を追い払い百合愛と健斗を2人きりにさせる。さらに2人を強引にくっつけさせようとしたところを、郷子と初詣のお参りに来たぬ〜べ〜が出した白衣観音経で捕まる。よほど恋人との神社での逢引きを楽しみにしていたらしく、百合愛を自分の代わりに思いを果たそうとしていた。最後は娘らしく出店や初詣を楽しみにしていたことで百合愛に説得され、自分が今まで行ったことを反省し、楽しく初詣を過ごした。
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