小児科(しょうにか)(pediatrics)
子どもの病気に関する専門的な知識や技術によって、診療および治療にあたる病院内の診療科目のこと。最近、全国的に小児科の数が減っている。
経済的な観点から医師の診療行為をとらえると、子どもを相手にする診療は、大人を相手にする場合と比べて採算が悪い。症状を聞き出すまでの手間がかかり、抵抗力の弱い子どもとあっては投薬にも慎重を要するからだ。
実際、小児科のある病院の数は減少傾向にあって、ここ5年間で約1割の小児科が消えた。夜間に緊急の診療を受けようとしても、地域によっては難しいところが出てきた。
一方、少子化を背景とする将来不安から、医学部の学生からは小児科を敬遠する傾向が見られる。この結果、小児科医師の高齢化が進み、問題は深刻さを増しそうだ。
厚生労働省は、すべての研修医について、少なくとも1か月以上の小児科研修を必修科目とする「新臨床研修制度」の2004年からの導入を目指している。
(2003.03.17更新)
小児科学
小児科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 05:49 UTC 版)
「日本大学医学部付属練馬光が丘病院閉院問題」の記事における「小児科」の解説
練馬区・地域医療振興協会は2011年9月には日本大学の15~16名と同程度の常勤医を用意するとしていたが、2012年1月には8名でそのうち6名は地域医療振興協会の他の病院から異動させるとした。3月の日本大学との引き継ぎにおいて、実際の常勤は2名で、異動するとした6名は、2週間から半年のローテーションで一時的に勤務させることがわかった。
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小児科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 15:12 UTC 版)
小児科の医師減少については、以下の指摘がある。 他の医科に比べ女性医師の比率が高い。だが、出産、育児休暇等の労働環境が整っていないため、続けたい意志を持っていても、結婚、出産を機にやめる医師が多い。 対象が子供であるため、大人以上に手間がかかるにもかかわらず、報酬は変わらない
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小児科
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「セントジョン・プロビデンス・ヘルスシステム」の記事における「小児科」の解説
Ali Rabbani, MD, 小児科主任の指導の下、 St. John Hospital’s 新生児強化ケアユニット(英語:Intensive Care Unit (NICU) )は1970年に開始された。この病院は高いリスクの妊娠を受け入れる。St. John Birthing center.では最初の出産室で1952年は出生は855, 2001年は出産3,893あった。この施設では出産、回復、産後ケアにおいて、31人の母親、小児、家族を世話することができる。
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小児科
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「弘前大学医学部附属病院」の記事における「小児科」の解説
弘前大学医学部付属病院・小児科では、NEMO異常による先天性免疫不全症の患児に対する造血幹細胞移植に世界で初めて成功した。この免疫不全症は現在、日本国内で確認されている患者数が10名たらずという非常に稀な疾患で免疫不全の程度は様々だが、その多くが生まれた直後から感染症を繰り返し幼児期に死亡する病気であり、他の重症免疫不全症と同様、現時点では造血幹細胞移植だけが唯一の治療法と考えられていたが、これまで成功例の報告はなかった。
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小児科
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