宿主特異性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 15:33 UTC 版)
宿主植物と根粒菌の関係は、一部の例外をのぞいて厳密な宿主特異性に支配されている。たとえば、S. melilotiはアルファルファに、B. japonicumはダイズに根粒を形成し、それらが交雑することはない。こうした宿主特異性の認識は植物根から分泌されるフラボノイド等の化学物質を認識して根粒菌nod遺伝子群が活性化しノッド因子を合成・分泌する段階と、そのノッド因子を植物が認識・受容して根粒形成と感染のプロセスが開始する段階の、少なくとも2段階ある。
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宿主特異性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 08:52 UTC 版)
シラミは生理的にも形態的にも特定の哺乳類にきわめてよく適応しているので、宿主範囲は限定される。ある1種のシラミは特定の1種、あるいは同属の数種の宿主に限って寄生し、ふつう1つの宿主には1種のシラミだけが寄生する(ヒト、ウシ、および一部の齧歯類は2種のシラミの寄生をうけるが、これは例外的である)。これは系統の離れた宿主にしばしば容易に移行することが知られているノミと非常に対照的である。 またシラミの属はそれぞれ、哺乳類の特定の科またはそれに近縁の科と対応した寄生関係をもつので、宿主とシラミは共進化したと考えられる。 なおシラミは、コウモリ目、アリクイ目、ゾウ目、センザンコウ目、カイギュウ目、クジラ目の真獣類、および単孔類、有袋類には寄生しない。
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