完成までの紆余曲折とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 完成までの紆余曲折の意味・解説 

完成までの紆余曲折

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 08:45 UTC 版)

ナガサキピースミュージアム」の記事における「完成までの紆余曲折」の解説

当初はさだ及びピーススフィア運営側はすぐに募金集まり2-3年完成させられる見ていた。よって最初の頃(1995年頃)は、「募金額は1000円均一それ以上受け取りません」「長崎作り終えたら、次は広島作りたい」と、さだが宣言していたほどだった。 しかし、リピーターが多いこのコンサートの客の特質ゆえに「1000円均一」では募金額も集まることはなく、既に数多の平和モニュメント多く作られている長崎地元民からも「何を今更」感が強かったため評判はかばかしくなく、さらにこの時点10年続けていた「夏・長崎から」に「後乗り」してくる形で始めたこの運動に、古くから「長崎から」に参加している常連客反発することになった。さだは「長崎から」のコンセプトとして「長崎から日本中へ、長崎から世界中へ、愛を込めて歌う。それだけ十分だと言っていた。 1998年の「長崎から」前日に、建設予定地建設開始イベントが行われたのだが、そのイベント前後した3年目ぐらいには頓挫しかけることとなった。さらに、長崎県・長崎市当初支援する姿勢見せていたが、市議選県議選支援表明していた議員等が入れ替わりもろ手をあげての支援というわけでなくなったという事情もある。 更に、ピーススフィアボランティアも、いわゆる平和活動家よりかは、さだのファンつながり参加してきたメンバー圧倒的に多い「素人集団」で、初期の頃にその募金募る方法で(開場待ちしている客に向かって平然とコンサート代は無料なのだから、コンサート代代わりに募金しろ」と言い放ったボランティアもいた)、暑いさなか開場待ちしている客とのトラブル多く産みコンサート後の打ち上げボランティアコンサート側のスタッフ、さらに打ち上げの場にいたさだまさし本人とも激し激論が行われ、途中で初期ボランティアメンバー大幅に入れ替わるなど、内外でのトラブル尽きなかった。 その後も、途中から「長崎から」のサブタイトルに「ピーススフィアコンサート」を明記したり、建築予定地は決定するものの(先出の、1998年の「長崎から」前日夕方には建築予定地でイベント以後、「建築予定」の看板建てられたきりでなかなか進行しなかった)、なかなか「募金目標金額集まらない」すなわち「モニュメント完成しない」ことに業を煮やしたさだが、2001年の「長崎から」で、歌と歌の間のトークの際に募金箱をもってステージから降りるパフォーマンス行った狂喜した最前列付近熱狂的ファンなどから多額募金を得ることはできたが、同時に後ろの方で見ていた客からはブーイング起き、しかもその状況NHK-BSでの生中継全国映し出されてしまった。さだ本人何度も「この募金強制ではありません」といいつつも、半ば間接的に強制するようなこのパフォーマンスは、いかに同運動募金面などを見て支持少なく行き詰っている事を露呈するになってしまった(このパフォーマンスはさだ本人独断であったという。実際に当日スタッフ何度も制止しようと試みたが、「こんなにボランティア頑張ってるのに」とさだが強行しこのような状態になった。なおこの日だけで100万近く募金集まった同日コンサート中にさだが発表するシーン見られた)。 さすがにさだ企画側も現地でそれを見た客はもとよりNHK-BS生中継見ていた視聴者ファンからそれに対しての「あれはいくらなんでもやりすぎだ」との批判抗議殺到した翌年からはNHK-BS中継時間外(「NHKニュース7」の時間帯中継中断されていた)を見計らってそのようなパフォーマンスが行われたりと「配慮」も行った。 いずれにしろ当初の予定募金額には大きく届かなかったため、その後募金額を「1000円均一」から「1000円以上」に切り替え、かなり大幅に遅れて2003年にどうにか完成となったのだった

※この「完成までの紆余曲折」の解説は、「ナガサキピースミュージアム」の解説の一部です。
「完成までの紆余曲折」を含む「ナガサキピースミュージアム」の記事については、「ナガサキピースミュージアム」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「完成までの紆余曲折」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「完成までの紆余曲折」の関連用語

完成までの紆余曲折のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



完成までの紆余曲折のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのナガサキピースミュージアム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS