姫18歳編とは? わかりやすく解説

姫18歳編(単行本先行描きおろし+連載終盤)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 01:14 UTC 版)

かくしごと」の記事における「姫18歳編(単行本先行描きおろし+連載終盤)」の解説

18歳誕生日。姫は鎌倉にある海辺の丘上に建つ、かつての中目黒自宅酷似した家を1人訪れていた。そこにあった漫画原稿から、彼女は父の隠し事が「描く仕事」だったことを知る。家の探索元アシスタント達の回想交え漫画家後藤可久士の過去明らかになっていく。 姫は中学生になったころの出来事思い出す。その日、可久士は玄関ではなく縁側から帰宅する。姫に対してヘッドハンティング転職決まった」と嬉しそうに話す可久士だが、嫌なことがあった時は縁側から家に入る父親の癖を知っていた姫は、仕事で何か嫌なことがあって辞めた見抜いていた。 その裏には、海難事故行方不明となっている姫の母の無事を信じ、可久士が今でも捜索費を出し続けていること。それを美談として週刊誌掲載され一部心無い読者による悪意書き込みによって、可久士がネット叩かれる事態発展したこと。可久士はショックから今までのように漫画描けなくなってしまい、自ら筆を折らざるを得なくなったという背景があった。その後、可久士は慣れない肉体労働転々としていたが、倉庫雑誌運搬作業中に起きた崩落事故巻き込まれ昏睡状態となる。 それから一年近くが過ぎ、姫が鎌倉の家を訪れていたちょうその時、可久士が意識取り戻したとの報せが入る。急いで病院に向かう姫だったが、久々に顔を会わせた娘に対し、可久士は「誰?」と口にする。事故にあう前の7年間の記憶喪失した可久士の中で「姫はまだ10歳」だった。 まだ自分漫画家だと思い込んでいる可久士のリハビリのため、現在は人気漫画家となった元アシスタント墨田羅砂の呼び掛けによって当時アシスタントたち再集結し、病室でかつての連載作品「風のタイツ」の執筆が行われる。目の前にいるのが自分であることを認識していない可久士にショックを受ける姫だが、一方でやる気満ちた漫画家後藤可久士」の姿を初め目の当たりにする。しかし、今の可久士が描いているのは7年前に描かれ原稿そっくりそのまま再現した描き直しである。編集者の十丸院五月が見かねて最終回載った単行本見せたものの自筆ではない印刷物では本気にしてもらえなかったという。 再び漫画家として新たな話を描いてほしいと思いから、姫は父の記憶取り戻すために鎌倉の家へ向かい友人たちに協力してもらい、父の原稿運んできた。自筆原稿を読むことで可久士は、ついに記憶取り戻す。 記憶戻った後の可久士は無事に退院し入院費を援助してくれていた義父・戒潟魁吏への入院返済中目黒自宅買い戻すべく、漫画家としての再起決意一方、姫は鎌倉の家で見つけた父と母と娘の家族団欒モノクロ漫画色を付け始めていき、その最中帰宅した父を出迎えのだった

※この「姫18歳編(単行本先行描きおろし+連載終盤)」の解説は、「かくしごと」の解説の一部です。
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