奇誠庸の猿真似パフォーマンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/09 00:39 UTC 版)
「戦犯旗」の記事における「奇誠庸の猿真似パフォーマンス」の解説
詳細は「奇誠庸#猿真似パフォーマンス騒動」を参照 2011年から2012年にかけて、日本と韓国のサッカー国際試合で韓国人選手が行った日本人に対する人種差別行為や日本に対する政治宣伝行為が国際オリンピック委員会(IOC)や国際サッカー連盟(FIFA)の懲罰対象となった。韓国は懲罰を免れるために大日本帝国の軍旗であった旭日旗に類する意匠はナチスのシンボルであるハーケンクロイツと同義であると抗論し、この意匠を試合会場に持ち込んだ日本に非があったと主張した。このときの主張が韓国の反日感情と相まって、韓国の国論として展開されていった。 韓国では日本人に対する蔑称として「猿」を用いることが2005年ごろには定着しており、2011年AFCアジアカップの日韓戦でも韓国代表のキ・ソンヨンがゴールパフォーマンスで猿の物真似を行った。しかし、このパフォーマンスがモンキーチャント(人種差別パフォーマンス) として国際サッカー連盟に懲罰対象として提訴が検討されると、キ・ソンヨンは日本サッカー協会に対して「あのパフォーマンスは日本人に対してではない。(所属クラブの)セルティックでプレーしていて、相手のサポーターからサル呼ばわりされている。そういう差別発言をする人たちに向けてやった」と釈明し、韓国サッカー協会が結果として誤解を与えたとして謝罪をしたため、日本サッカー協会も謝罪を受け入れて提訴を取り下げた。しかし、キ・ソンヨンは国内からの激しい批判に対して「観覧席の旭日旗を見て私の心から涙が出た」「私は選手である前に大韓民国の国民」と釈明した ことから、国際社会から旭日旗の掲揚を抹消するべきという機運が起こった(なお、観客席に旭日旗が掲げられている事実の真偽は不明である)。 この騒動は日本でもインターネット上で話題となった。テレビ朝日の報道番組がキ・ソンヨンの言い訳に沿った報道内容(「スタンドに旭日旗があった」と別の試合会場で旭日旗を掲げられた写真を引用したこと)ことが虚偽報道として非難され、テレビ朝日は報道内容の誤りを認めて謝罪を行った。また、日本側の応援団が「旭日旗」と「キム・ヨナ悪魔仮面」で韓国を挑発したという中央日報の報道 は「キム・ヨナ悪魔仮面」という日本に馴染のない応援方法がパロディの対象となって、国旗の掲揚に関心のない日本のネットユーザーにも知れ渡るようになった。
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