太陽放射の組成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 07:21 UTC 版)
太陽放射のうち、ほぼ全てを光が占めるが、そのほかの放射も微量ある。前述のとおり、核融合によって発生したガンマ線・エックス線はほとんどが外に放射されず波長が伸びていくが、ごく微量は外側部に到達し、放射されている。また、核融合や太陽フレアなどによって粒子や粒子線も発生し、放射されている。ただし、地表に到達する太陽放射は、大気の成分による吸収により組成が少し変わり、紫外線が減少するなどする。 太陽からの放出時における太陽放射の組成 ガンマ線 - ごく微量 エックス線 - ごく微量 紫外線(~0.4µm) - 約7% 可視光線(0.4µm~0.7µm) - 約47% 赤外線(0.7µm~100µm) - 約46% 電波(100µm~) - ごく微量 ニュートリノ - 核融合によって発生するニュートリノ(太陽ニュートリノ)は、電子や陽子などに直進を阻害されないため、ほぼ全て外に放射されており、地球にも到達している。 このほか、アルファ線、ベータ線、電子、ヘリウム原子核、陽子などが太陽フレアなどによって発生する。
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