地雷系メイク

実用日本語表現辞典

地雷系メイク

読み方：じらいけいメイク
別表記：地雷メイク

地雷系メイクとは

地雷系メイク（または地雷メイク）とは、俗にいう「地雷女」をイメージさせる化粧（メイク）術の通称。泣き腫らしたかのような印象の目元を特徴とする。「か弱い・華奢・可憐」かつ「精神的に病んでいる・付き合うと面倒くさそう（いわゆるメンヘラ）」のイメージを演出する。

地雷系メイクの意味

地雷系メイクの「地雷（系）」は、男性視点において「踏んではいけない＝関わってはいけない」女性を形容する表現であり、おおむね「メンヘラ」もしくは「ヤンデレ」と呼ばれる気質の女性を指すスラングである。「（容姿がいくら可憐であっても）交際すると遅かれ早かれ後悔する」という意味合いが念頭に置かれている。

元々の「地雷女」という表現における「地雷」は、もっぱら否定的なニュアンスを含むが、一転「地雷系メイク」においては全面的に肯定的なニュアンスを含んでいる。

地雷系メイクの特徴

地雷系メイクの特徴は「垂れ目」「デカ目」「大きな涙袋」が中心といえる。加えて、まつ毛は濃く、下まぶたには赤みを差し、唇は濃く艶のある紅、頬はあえて血色の良くなさそうな蒼白に演出する。

地雷系メイクはいわゆる「お人形さんのような」（ビスクドールや球体関節人形のような）雰囲気もまとう。

地雷系メイクと量産型メイクの違い

地雷系メイクと似たメイク法として「量産型メイク」と呼ばれるメイクも挙げられる。量産型メイクは「量産型オタク」と通称されるオタク女子の典型的イメージに基づくメイク術で、いわゆる「男ウケする」メイクであるという点が地雷系メイクとの違いである。

（2020年6月15日更新）