国鉄労働組合
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国鉄労働組合(こくてつろうどうくみあい、略称:国労(こくろう)、英語:National Railway Workers' Union、略称:NRU)は、日本国有鉄道(国鉄)およびJRグループの職員・社員による労働組合の一つである。国鉄分割民営化後も組合名は変更していない。
注釈
- ^ 地名は代々木だが新宿駅南口の目の前にある
- ^ 公共企業体としての日本国有鉄道の発足は1949年6月。
- ^ この背景には、自由民主党副総裁の椎名悦三郎や自由民主党幹事長の中曽根康弘が妥協をしない姿勢を貫いたことが挙げられる。
- ^ 代表的なもので、1982年に名古屋駅で発生した寝台特急「紀伊」機関車衝突事故、1984年に発生した西明石駅列車脱線事故、1988年末に起きた函館本線の姫川事故がそれである。
- ^ この時期、埼玉県東部から山手線圏内へは、国鉄運賃よりも東武+営団地下鉄の運賃の方が概ね安価であったため、北千住駅には東武伊勢崎線から地下鉄日比谷線や千代田線へ乗り換える乗客が殺到することになった。当時は北千住駅の東武ホームは2面4線しかなく、そこへ久喜・東武宇都宮方面からの準急電車利用者が地下鉄乗換えへと殺到したため、ホームは雑踏事故の起こりやすい危険の様相を呈した。
- ^ 帝都高速度交通営団『営団地下鉄五十年史』によると、1979年4月25日に始発から16時30分までのストライキがあったことが確認できるが、以降このような長時間のストライキは実施されていない。
- ^ これについては、葛西の著書を元に国労闘争団側の弁護士が割り出したものだが(「意見陳述(国労闘争団)」)、2008年6月2日に鉄建公団訴訟で葛西が証人として呼ばれた際、みずから江見のことであると証言した(「共闘会議」史的な決戦!JR東海葛西会長証人尋問行われる)。江見自身は『毎日新聞』の取材に対し、「会社更生の一般論を言っただけ。人切りの制度を考えたと言われるのは名誉ではないが、不名誉でもない」(『毎日新聞』2010年5月3日号「トンネルの先に JR不採用23年 上」)と答えている。
- ^ 和解の対象から、中核派と関係が深いとされる動労千葉、動労千葉争議団が外されたことへの反発もあった。
- ^ JR連合は、JR総連を革マル派系と見て、その打倒を目指している。
- ^ この組合員は、前述の4度にわたる異議申し立てにも参加していた。
- ^ しゃこう。かこつけての意味。
- ^ 労働協約を締結していない動労千葉を含めれば、4組合。なお、JR東日本も動労千葉を含め、少なくとも7組合が存在する。
出典
- ^ 平成27年労働組合基礎調査の概況 (PDF) - 厚生労働省
- ^ 加盟単産一覧 Archived 2007年3月17日, at the Wayback Machine.
- ^ 「国際自由労連を脱退」『日本経済新聞』昭和28年6月17日 11面
- ^ NHK取材班『NHKスペシャル 戦後50年その時日本は 第5巻』日本放送出版協会、1996年、p.340 - p.343
- ^ 国立社会保障・人口問題研究所 【1982年9月24日】行政改革大綱 閣議決定 今後における行政改革の具体化方策について(行政改革大綱)〔昭和57年9月24日 閣議決定〕
- ^ レイバーネット日本
- ^ 葛西敬之『国鉄改革の真実「宮廷革命」と「啓蒙運動」』 pp.134-135
- ^ a b c 萩尾健太 葛西敬之が国労を分裂に追い込んだ「最後の一手」
- ^ 『AERA』1996年12月30日号
- ^ a b 『毎日新聞』2010年5月3日号 「トンネルの先に JR不採用23年 上」
- ^ 2002年11月7日「国労に人権と民主主義を取り戻す会」が「国労本部執行部に対する公開質問状」を提出
- ^ 国労5.27臨大闘争事件
- ^ 「IV 日本労働年鑑 第57集 1987年版 国鉄分割・民営化関連諸法の成立と新会社への移行準備」
- ^ 動労千葉 「動労千葉鉄建公団訴訟」に対する反動判決弾劾! CATEGORY:01.日刊動労千葉, 04.1047名解雇撤回 | 第:7329号 2012年6月30日
- ^ a b 萩尾健太 「ゴネ得」論の誤り=櫻井よしこ氏を疑う
- ^ a b 3、(旧国労闘争団)事業体の現状について - 協同社会研究会 金児順一
- ^ 「世界にも通用する究極のお土産」ノミネート商品一覧 - 観光庁「音威子府羊羹」がノミネート
- ^ 平成13(行ヒ)96 各不当労働行為救済命令取消請求事件 平成15年12月22日 最高裁判所第一小法廷 判決 棄却 東京高等裁判所 - 裁判所
- ^ “国労「JRに法的責任なし」”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 1. (2000年5月30日)
- ^ “国労、4党合意受諾”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 1. (2001年1月28日)
- ^ 週刊かけはし(日本革命的共産主義者同盟 (JRCL)発行)JR採用問題で院内集会 [1] “最初に民主党を代表して鳩山由紀夫幹事長が連帯のあいさつをした。「家族の皆さんの訴えをしっかり受け止めて、父ちゃんがんばったと報告できるように全力で応援したい。喜びあえる環境をつくるようにがんばりたい。二十二年前に初めて国会議員になってから半年後に、国鉄が分割・民営化され、不当労働行為が行われ不採用になった。私は当時、自民党員であって、この問題の重要さに気づかなかった。今は後悔している」「待ったなしの状況だ。政治解決にむけて、全力を尽くさなければならない。民主党がためされている。政府はもっと真摯な対応をすべきだ。奪われた幸せを取り戻すために、雇用・年金・解決金を回復しなければならない。解決の向けた気運が高まっている。『ごくろう様、よかったね』と言えるようにいっしょに闘いたい」”
- ^ 国鉄改革1047名問題の政治解決に向けて(申し入れ)
- ^ 国鉄改革1047名問題の解決案(四党申入れ)について
- ^ 写真速報 : 国労臨時大会でJR不採用・政府解決案を批准 - レイバーネット日本
- ^ (インタビュー)国鉄改革とは何だった 元国労闘争団全国連絡会議議長・神宮義秋さん 2017年6月23日05時00分 - 『朝日新聞』(当該部分閲覧は要会員登録)
- ^ a b 中曽根が一枚かんでいた! - 『日刊動労千葉』2010年5月14日号(通巻6986号)
- ^ JR不採用問題、和解手続きへ 原告6人除き承諾書に署名 2010/05/18 12:46
- ^ 中核派 2010年4月29日08:42 国労闘争団員3人が「和解」拒否・闘争継続で記者会見
- ^ 『産経新聞』2010年4月13日号 「【主張】JR不採用決着「ゴネ得」としか映らない」
- ^ 『読売新聞』2010年4月10日号「社説 JR不採用問題 労組に甘すぎる政治決着だ」
- ^ 『毎日新聞』2010年4月13日号 「社説 JR不採用決着―過去のトゲは抜いた」
- ^ 東京新聞2010年6月29日
- ^ 櫻井よしこ「民主党の本質を暴く『JR不採用』問題」『WiLL』2010年8月号
- ^ 国鉄労働組合 最高裁一括和解成立にあたっての国労声明
- ^ 「JR不採用」係争事件の一括和解成立に伴う共同声明 2010年6月28日
- ^ 『日刊動労千葉』6974号 「1047名問題和解案」に対する動労千葉の見解
- ^ 全日本鉄道労働組合総連合会(JR総連)2010年4月13日 「JR不採用問題の『政治的解決』」に対する見解
- ^ 『JR連合』(機関紙)2010年6月1日号(第372号) Ⅱ JR25年にむけた組織強化・拡大の取り組み
- ^ 国鉄闘争共闘会議・鉄建公団訴訟原告団・鉄道運輸機構訴訟原告団 声明
- ^ JR不採用問題:国労系、復帰断念 闘争終結へ毎日新聞 2011年6月25日
- ^ 読売新聞2011年7月30日13版35面24年のJR不採用問題ほぼ終結…国労側が断念
- ^ 萩尾健太・松岡宥二 2012年9月15日 JR採用差別問題は終っていない 国会周回マラソンと国会前ハンスト、そして今後の闘い
- ^ 国鉄国民会議編、啓正社『国鉄二つの大罪―その新生は分割・民営化から』所収 志摩好達「第四章 職場を崩壊させた国鉄労使」、志摩好達の国鉄労働運動史
- ^ TKCローライブラリー 道幸哲也TKCローライブラリー 2013年7月5日掲載 新・判例解説Watch◆労働法No.56 組合バッジ着用を理由とする処分の不当労働行為性
- ^ 中央労働委員会 東日本旅客鉄道(神奈川国労バッジ等)
- ^ 中央労働委員会 東日本旅客鉄道(出勤停止処分等)
- ^ 中央労働委員会 西日本旅客鉄道(福知山駅訓告処分等)
- 1 国鉄労働組合とは
- 2 国鉄労働組合の概要
- 3 その他
- 4 脚注
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