名義書換料
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 01:22 UTC 版)
記名式会員権の場合、利用者が変わったら名義を変更しなければならない。例えばある会社で社長個人の名義になっていて、社長が変わったときは、名義を新しい社長のものにしなければ新しい社長は会員権を利用できない。 名義書換料(名義変更料)入会時にゴルフ場に支払う手数料のようなもので、退会時には戻らない。 価格は、各ゴルフ場のバブル景気相場の10分の1で設定されていると言われているが、バブル崩壊後も価格が据え置き、もしくはさらに値上げしているゴルフ場がある。 ゴルフ場によって異なるが、300万円以上掛かるゴルフ場もある。 その為、会員権代金(相場)と比較して名義書換料が割高な場合、購入意欲の減退を招き、会員権相場が下落してしまう傾向がある。 大企業の場合、全く利用していない会員権を多く保有しているところもある。だいたい付き合いで購入した会員権であったりして、売るに売れず、そのまま保有していたりする。こういった場合、名義人が退社したり、他界しても名義がそのままになっていることもある。その会員権でプレーをしたければ名義を書き換えなければならないが、そのために高額な名義書換料がかかる場合は放置されている場合もある。ただし全く利用していなくても年会費は払わなければならない。 名義書換を行う場合、ある程度の格式があるクラブでは、推薦人に推薦文を提出してもらい、新たに会員になることを希望する者の経歴(勤務先、住所、顔写真)をクラブ内に掲示し、既会員から異議がなければ入会を認めるという方針のところが多い。したがって、会員権を購入しても会員になれない(名義書き換えができない)場合もある。そのような場合は保証制度を設けている会員権売買業者ならば引き取る場合がある。 推薦人は、原則そのクラブの既会員であることが条件にされている。
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