合成香料
合成香料
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 03:53 UTC 版)
合成香料は天然香料中の成分や、あるいは天然には存在しないが香料として有効な化合物を化学的に合成したものである。単一の化合物からなることから調合香料に対して単品香料(たんぴんこうりょう)、あるいは化学的に合成されることからアロマケミカルと呼ばれることもある。 またその化合物が天然に見出されている合成香料はネイチャーアイデンティカル(Nature Identical、略してNIと言われる)、天然に見出されていないものはアーティフィシャル (Artificial) もしくはニューケミカル (New Chemical) と呼んで区別している。 合成香料は天然香料の欠点を持たないため、天然香料の欠点を補うものとして用いられる。 合成香料の原料としては石油より得られるエチレンやアセチレンなどのほかに、精油より分離されるテルペン化合物や油脂より得られる脂肪酸などが用いられ、これを化学反応させることにより合成香料を得る。 なお、天然香料より蒸留や再結晶により単離精製して得た単一の香料化合物(例えばハッカ油から得たメントール)は単離香料(たんりこうりょう)と呼ばれ、化学合成にはよらないものであるが合成香料の一種として扱われることが多い。 詳細は「合成香料」を参照
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