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北方十字軍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/06/18 01:31 UTC 版)
北方十字軍(ほっぽうじゅうじぐん)あるいはバルト十字軍とはカトリックのデンマーク王、スウェーデン王、リヴォニア帯剣騎士団、ドイツ騎士団によって開始された十字軍のことで、すなわち北ヨーロッパおよびバルト海沿岸の異教徒に対して行われたカトリック教会諸国の同盟による遠征である。
スウェーデンとドイツによるルーシ(ノヴゴロド共和国)、フィンランドの一部(ラップランド、カレリア)の正教会地域に対する遠征もまた「北方十字軍」の一部と考えられている。[1]北方十字軍とは、西欧のゲルマン系民族(ドイツ民族)、中欧の西スラヴ系民族(ポーランド民族)、東欧のバルト系民族・東スラヴ系民族・フィン系民族(バルト民族、ロシア民族など)との三元闘争の歴史の最初の局面であったという見方がなされることが多いが、このような視点は正しいとは言えない。これらの人々の間の民族ぐるみの闘争というものは後の時代である「現代」に発生したものである。実際、当時はドイツ人王国貴族の子弟から成る北方十字軍がプロイセンの支配を巡ってポーランドと対立するいっぽう、ドイツ人市民たちはポーランドとの同盟を望み、さらに多くのドイツ人都市がポーランド王国への積極的加入を実現してポーランド市民となっていった。バルト系であるリトアニアも北方十字軍との闘争を経てポーランドと連合を結成していった。
- ^ エリック・クリスチャンセン著『北方十字軍』ニューヨーク : ペンギン・ブックス 1997年 ISBN 0140266534
- 1 北方十字軍とは
- 2 北方十字軍の概要
- 3 ドイツ騎士団
- 4 関連項目
固有名詞の分類
北方十字軍に関連した本
- 北の十字軍 「ヨーロッパ」の北方拡大 (講談社学術文庫) 山内 進 講談社
- 北の十字軍 (講談社選書メチエ) 山内 進 講談社