北方十字軍とは? わかりやすく解説

北方十字軍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/23 00:55 UTC 版)

北方十字軍(ほっぽうじゅうじぐん)あるいはバルト十字軍は、カトリック教徒の王国であるデンマークスウェーデンポーランド[1]、そしてリヴォニア帯剣騎士団ドイツ騎士団によって開始された十字軍のことで[1]北ヨーロッパおよびバルト海沿岸南東の異教徒に対して行われたカトリック教会諸国の同盟による遠征である。


  1. ^ a b von Güttner-Sporzyński, Darius (2014). Poland, Holy War, and the Piast Monarchy, 1100-1230. Turnhout: Brepols. p. 188. ISBN 978-2-503-54794-7.
  2. ^ エリック・クリスチャンセン著『北方十字軍』ニューヨーク : ペンギン・ブックス 1997年 ISBN 0140266534
  3. ^ 東欧史、山川出版社, 1977 p183
  4. ^ 十字軍騎士団、橋口倫介 /1994/ISBN 4061591290


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北方十字軍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 14:42 UTC 版)

十字軍」の記事における「北方十字軍」の解説

詳細は「北方十字軍」を参照 バルト海沿岸には古来ヴェンド人古プロイセン人エストニア人リトアニア人といった非キリスト教徒居住していた。第2回十字軍提唱された時、ドイツ北部諸侯エルサレムではなく隣接するこの地域への出兵望んでいたため、1147年にこれらの北方異教徒への十字軍認められヴェンド十字軍が行われた。その約50年後、1193年教皇クレメンス3世が再びバルト海沿岸非キリスト教徒十字軍宣し、北方十字軍が開始された。当初リヴォニア帯剣騎士団、やがてパレスチナよりイスラム教徒によって追放され北へ転進したドイツ騎士団によって毎年十字軍が行われ、この地方ドイツ人東方植民進んだ

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北方十字軍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 05:09 UTC 版)

フィンランドの歴史」の記事における「北方十字軍」の解説

キリスト教が広まる前のフィンランドでは北欧神話とは異な多神教信仰存在した。西隣のスウェーデン12世紀初めにキリスト教化し、スウェーデン王エリク9世は1155年または1157年に北方十字軍を編成してトゥルク中心とするフィンランド南西部支配したとされる。しかし当時史料無く短期間武力行使キリスト教布教が行われたものの征服には至らなかったと推測されている。布教行った司教ヘンリク英語版)は農民殺害されエリク9世と共称えられた(cf. スカンディナヴィアのキリスト教化#フィンランド)。 北欧最初にキリスト教化したデンマーク1191年から1202年の間、フィンランドエストニア攻撃した1219年デンマークエストニア拠点攻略しタリンに城を築いたフィンランドトゥルク中心とする地域スウェーデン勢力入り13世紀初めにカトリック司教座設置された。 ハメーンリンナ中心とする地域は西のトゥルクからのカトリックと東のノヴゴロド公国からの東方正教会両方から布教受けたスウェーデンノヴゴロドの間では12世紀から争い続きスウェーデン・ノヴゴロド戦争)、ロシア側の記録によれば1240年ネヴァ川ノヴゴロドアレクサンドルネヴァ河畔の戦いスウェーデン勝利したスウェーデンは約9年後に反撃し13世紀中頃までにはハメーンリンナスウェーデン支配下におかれた。13世紀末にスウェーデンカレリア西部獲得しヴィープリヴィボルグ城英語版)を建てた1323年、オーレシェク講和条約英語版)によってカレリア地峡分割する形でノヴゴロドとの境界線定められた。 領土確定一定の安定見た後、フィンランド人地主僧侶官僚たち自治集会成立し1362年スウェーデン国王選出する8つ地区1つ認められた。彼らはスウェーデン人同化されたが、フィンランド人文化は、農民の間に遺された。この時代スウェーデンから移住したスウェーデン人たちは、スウェーデン系フィンランド人呼ばれ19世紀初頭まで続く「スウェーデン=フィンランド」を形成した

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