全日本冷し中華愛好会
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全日本冷し中華愛好会は、1975年(昭和50年)に、山下洋輔、筒井康隆、タモリなどによって結成された"団体"。略称は「全冷中」。冬に冷やし中華を食べられないことに憤慨した山下が、周囲に呼びかけて結成した。 1977年(昭和52年)と1978年(昭和53年)に『冷し中華祭り』というイベントを開催した。ところが冷やし中華用スープを製造し、祭りのスポンサーにもなっていたヒゲタ醤油に山下の兄が勤務していたため、『会長とスポンサーの黒い癒着』が疑われることとなり、山下は「自分がこのまま居座ると会の発展を阻害する」として第1回の『冷し中華祭り』の場で辞意を表明し、筒井康隆が2代目の会長となった。 また全冷中は会報『冷し中華』を発行した。その内容は書籍『空飛ぶ冷し中華』・『空飛ぶ冷し中華 part2』にまとめられた。執筆者は、山下洋輔、筒井康隆、奥成達、平岡正明、坂田明、日比野孝二、河野典生、上杉清文、山口泰、伊達政保、舎人栄一、岡崎英生、瀬里なずな、小山彰太、池上比沙之、堀晃、黒鉄ヒロシ、赤瀬川原平、高信太郎、長谷邦夫、南伸坊、末井昭、長谷川法世、タモリ、吉峯英虎、赤塚不二夫、高平哲郎、朝倉喬司。
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