全日本剣道連盟の範士
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「剣道の段級位制」も参照 一般財団法人全日本剣道連盟は、次の資格を具備する者に審査を経て剣道および居合道、杖道の範士号を授与している。 範士は、剣理に通暁、成熟し、識見卓越、かつ、人格徳操高潔なる者。 教士八段受有者で、八段受有後8年以上経過し、加盟団体の選考を経て加盟団体会長より推薦された者、ならびに全剣連会長が適格と認めた者。 これに加え、 剣道人として実践してきた実績。 指導者としての実績。 論文、講演録などの専門的業績。 人物、識見、剣理に対する評価。 剣道およびその他、武道修業全般に関すること。 の事項について予備調査が実施され、審査員10名中8名以上の合意により合格となる。合格者名は全剣連の広報紙『月刊剣窓』および剣道専門雑誌の『剣道日本』、『剣道時代』にて公表される。 なお、2000年(平成12年)4月1日に現行の制度に改正されるまでは、七段から範士の受審資格があったため、「範士七段」が存在したが、現行の制度では取得できない。
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