余嘉錫とは? わかりやすく解説

余嘉錫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/11 09:12 UTC 版)

余 嘉錫(よ かしゃく)は、清末から中華民国歴史学者文献学者である。字は季予、号は狷庵




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余嘉錫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 04:15 UTC 版)

目録学」の記事における「余嘉錫」の解説

中華民国学者である余嘉錫は、朱彝尊経義考中国語版)』や『四庫提要』、『校讎通義』、姚振宗『七略別録佚文』、孫徳謙『劉向校讐学纂微』といった清朝以来目録学蓄積利用しながら、『目録学発微』を著した。『目録学発微』は以下のような構成になっている目録学意義とその効用歴史上目録が、部門ごとの小序分類の歴史を記すもの)と書物ごとの解題備えているかどうか着目しながら、目録意義効用説き合わせて「目」と「録」の字義追究する目録学体制目録中における篇目書物の篇名を記すこと)、叙録(書物ごとの解題)、小序版本明記重要性について、膨大な例を挙げながら先行理論とともに研究している。余嘉錫は劉向劉歆が『別録』『七略』において示した体例が非常に優れている考えており、これを発展させることで理想目録考察した目録学歴史歴代目録について綿密に史料挙げながら考証しており、現代でも資料集として利用できるのである目録学分類体系の変遷上の議論整理し目録学史の流れ大きくまとめている。目録起源、『七略』の完成四部分類登場南朝分類など分類の変遷という観点から論じられている。 この本は、従来系統的な記述入門書乏しかった目録学についての総論であり、教育的効果期待して書かれたものである実際近代の大学教科書として用いられた。

※この「余嘉錫」の解説は、「目録学」の解説の一部です。
「余嘉錫」を含む「目録学」の記事については、「目録学」の概要を参照ください。

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