他の登場人物との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/22 17:36 UTC 版)
オドーとは、DS9がカーデシアからベイジョー政府に移管される以前からの付き合いで、惑星連邦がDS9に進駐する以前から度々悶着を起こしていたようだ。物資の横流しや密輸などを目論みながらも牽制し合うこともあるが、クワークが決定的な悪事に手を出さないため、中々逮捕にまで踏み切れないらしい。一方でクワークの倫理基準をも超えるような悪党を協力して逮捕したことがある。クワークも表面上は毛嫌いしているが、オドーが恋に悩んでいるときには叱咤したり密かに協力するなど、一言では言い切れない関係が築かれている。 キラ・ネリスともカーデシア占領時代からの付き合い。オドーと同様に、悪事を監視されている。クワークに対する態度はオドーよりは柔軟だが、クワークが何か問題を起こしたときはその限りではない。クワークはキラを怒らせることがほとんどだが、彼女が悩んでいるときや迷っているときにはそっと助言するようなこともある。 トリル人で共生体のジャッジア・ダックスとはトンゴと呼ばれるゲーム(賭けを含むゲームらしい)をよくやるが、専らジャッジアの一人がちに終わるらしい。後に共生生物ダックスの記憶を受け継いだエズリ・ダックスとも交友関係にある。どちらに対しても性的な魅力を感じているらしく、「耳掻きをおねだり」(フェレンギ人にとっては、性的なお付き合い申し込みに等しい)したことがある。 カーデシア人のエリム・ガラックは仕立て屋という表の顔と元(?)スパイという裏の顔を持つが、店が近いこともあってか、クワークとは「怪しいお友達」関係にあり、腹に一物持つ者同士で共にオドーに睨まれる仲である。 バーの常連客であるモーンはオドーらと同じくカーデシア占領時代からの付き合い。バーの中だけでの付き合いと思われるが、モーンに財産を託されるなど、一定の信頼があるようだ。 フェレンギ会計監査局 (FCA) のブラントとは犬猿の仲。従業員を甘やかし、客にツケ払いを許すクワークの存在は、典型的なフェレンギであるブラントには許し難いもの。初めにDS9を訪れたのは純粋な監査目的と思われるが、以降は策略を巡らして、ことあるごとにクワークを破滅に追い込もうとする。 いとこのゲイラが商売を始めるとき、金を貸した。成功したら船を買ってもらう約束だったが、ゲイラは意図的に故障させた船をよこすなど、互いにいい感情を持っていない。イシュカがドミニオンにとらわれたとき、救出隊の頭数をそろえるため、収監されていた惑星連邦の施設からクワークによって解放される(合法的に)。 バーで酔ったクリンゴンともみ合いになって偶然にも殺してしまったことが原因で、その家を存続させるため、その妻であったグリルカと強制的に結婚させられる。しかしグリルカは女性に家督相続権がないクリンゴン社会では例外的に家長となることを認められ、クワークとは即時離婚した。後にドミニオン戦争で家が疲弊したグリルカはDS9を訪れ、クワークに家の経済的な立て直しを暗黙のうちに頼んだ。DS9滞在中に二人の中は親密になり、ついにクワークから結婚を申し込む。その後グリルカは登場しないので、正式に結婚したかどうかは不明。 惑星連邦の艦隊士官との関係は、概ね客と店主の枠を越えるものではないとはいえ、ベンジャミン・シスコは儲け話になりそうな騒動に鼻先を突っ込んでくるクワークに頭を抱えている。しかし、FCAによって全財産を没収されたときには、ステーション中の人々が家具や酒・グラスなどを持ち寄ってバーを復活させ、人望を得ていることがわかる。シスコ自身、「クワークにはクワークなりのルールがある」とウォーフを諭している。 医療士官のジュリアン・ベシアとは、ジャッジアやエズリを巡っての恋敵。 技術チーフのマイルズ・オブライエンは、後に技術士官となった弟ロムの上司にあたるため、クワークは彼を義兄弟のようにみなしている節が見られる。 ウォーフとは、オドーと違い全くそりが合わない。ウォーフはクワークを見下し、クワークがからかっても、ウォーフは無言で立ち去ってしまう。グリルカがDS9を再訪したときにウォーフは一目惚れするが、それに全く気づかないクワークにクリンゴン流の求愛法を教える羽目になりいらだちを募らせる。しかし、ジャッジアと付き合うようになってからは、彼女と仲のよいクワークには嫌でも接しなければならなくなった。ジャッジアの弔い合戦の際には志願したクワークを嫌々ながらも参加させている。
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