中期プラトニズムとは? わかりやすく解説

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中期プラトン主義

(中期プラトニズム から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/11 18:36 UTC 版)

中期プラトン主義(ちゅうきプラトンしゅぎ)または中期プラトニズム (ちゅうきプラトニズム、: Middle Platonism, : Mittelplatonismus) は、前1世紀から後3世紀ローマ哲学において、プラトン哲学を解釈した学派・思潮を指す。それまでプラトン主義の本流だったアカデメイア派と異なり、懐疑主義よりも独断主義の立場をとった[1]。同時代の新ピタゴラス主義と一部重なり、ともに後3世紀以降の新プラトン主義に引き継がれた。


  1. ^ クリストファー・ロウ著、金山弥平訳 著「プラトン」、デイヴィッド・セドレー英語版 編 『古代ギリシア・ローマの哲学 ケンブリッジ・コンパニオン』京都大学学術出版会、2009年。ISBN 9784876987863  176f頁
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 中畑 2007, p. 471-476.
  3. ^ a b c 西村 2020, p. 165f.
  4. ^ 松原國師 『西洋古典学事典』京都大学学術出版会、2010年。ISBN 9784876989256 1211f頁。
  5. ^ a b c 西村 2020, p. 185f.
  6. ^ 瀬口 2019, p. 189.
  7. ^ ファーガソン 2011, p. 254-261.
  8. ^ 荒井献大貫隆・小林稔・筒井賢治 編訳『新約聖書外典 ナグ・ハマディ文書抄』岩波書店〈岩波文庫〉、2022年、ISBN 978-4003382516 465-469頁(荒井献 解説)
  9. ^ a b c d e 中畑 2007, p. 478ff.
  10. ^ 西村 2020, p. 168.
  11. ^ 西村 2020, p. 160.
  12. ^ 西村 2020, p. 172.


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中期プラトニズム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/03 15:21 UTC 版)

プラトニズム」の記事における「中期プラトニズム」の解説

詳細は「中期プラトニズム」を参照 ローマ帝国ポントス王国戦った第一次ミトリダテス戦争の際にアカデメイア破壊されアカデメイア派時代終わりを告げた。それと前後して紀元前90年ごろにはアスカロンのアンティオコス懐疑主義拒絶し、中期プラトニズムとして知られる時代への道を作り出した。中期プラトニズムにおいてプラトニズム幾分逍遥学派の、そして多大にストア派教義融合させられた。中期プラトニズムでは、イデア理性的な精神に対して超越的なではなく精神内在的なものであって、また物理的世界生きていて、魂の中に内在するのであるという、宇宙霊魂提唱された。プルタルコス著名になる以前中期プラトニストの一人である。中期プラトニズムの折衷的な性質アパメアヌメニオスによるピュタゴラス主義との融合アレクサンドリアのフィロンによるユダヤ哲学との融合窺える

※この「中期プラトニズム」の解説は、「プラトニズム」の解説の一部です。
「中期プラトニズム」を含む「プラトニズム」の記事については、「プラトニズム」の概要を参照ください。

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