世界ウイグル会議
英語:World Uyghur Congress
在外ウイグル人の指導機関として国際的に活動している民間の政治組織。世界各地に所在するウイグル人組織、例えば日本ウイグル協会や東トルキスタン文化協会といった組織を統括し、ウイグル人の結束や地位向上などを目指し活動している。
1940年代に東トルキスタンを「新疆ウイグル自治区」として中国に併合した中国共産党は、世界ウイグル組織を反体制組織とみなしている。
世界ウイグル会議の本部はドイツのミュンヘンにある。主にヨーロッパ圏を中心として、定期的に代表者大会を催している。
2012年4月10日現在、産経新聞やロイター通信などによれば、同年5月に東京で世界ウイグル会議が開かれる計画が進んでいることに関して、中国外務省は日本に対して世界ウイグル会議の開催を中止させるよう正式に要請したという。日本側は「民間活動なので干渉しない」という立場をとっているという。
関連サイト:
世界ウイグル会議 (日本語)
東京で開催の「世界ウイグル会議」大会 中国、日本政府に阻止要請 - 産経新聞 2012年4月10日
中国政府、世界ウイグル会議の東京開催阻止を日本に要請 - ロイター 2012年4月10日
世界ウイグル会議
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/06 00:59 UTC 版)
世界ウイグル会議(せかいウイグルかいぎ、ウイグル語:دۇنيا ئۇيغۇر قۇرۇلتىيى, Dunya Uyghur Qurultiyi, Дуня Уйғур Қурултийи、英語:World Uyghur Congress、略称「WUC」[1])は、世界各国のウイグル組織を統括する上部機関。ドイツのミュンヘンに拠点を置く。
- ^ 日本大百科全書(ニッポニカ) 小学館[要文献特定詳細情報]
- ^ Introducing the World Uyghur Congress
- ^ “ダライ・ラマ14世が語る現代中国「習近平は勇気がある」―ジャーナリスト相馬勝が単独インタビュー”. レコードチャイナ. (2014年4月12日) 2016年10月5日閲覧。
- ^ 水谷 2007 pp.70-88.
- ^ 第6回世界ウイグル会議代表大会
- ^ a b ウイグル民族運動リーダーラビヤ・カディール女史の各地域特別代表決定についてのお知らせ
- ^ 水谷 2007 p.50.
- ^ UNPO East Turkestan
- ^ WOLRD UYGHUR CONGRESS EXPRESSES ITS SOLIDARITY WITH THE TIBETAN PEOPLE Press Releases About WUC (2008/03/18)
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- ^ WUC Appreciates NED Funding of Its Human Rights Work Press Releases About WUC (2006/07/06)
- ^ 「我国公布首批“东突”恐怖分子名单」(新疆政府门户网站)
- ^ 「公安部公布首批认定的"东突"恐怖组织及成员名单」(中华人民共和国驻爱沙尼亚共和国大使馆)
- ^ 「東トルキスタン運動の活動報告 各テロ組織の概要」(人民網日文版 2003年12月16日)
- ^ China blasts nomination of Rabiya Kadir as Nobel peace prize 中华人民共和国中央人民政府门户网站(英文版)
- ^ “ウイグル問題が米中の新しい火種に 200万人拘束情報も”. NEWSポストセブン (2018年9月2日). 2018年9月1日閲覧。
- ^ [1]世界ウイグル会議決議
- ^ イリハム・マハムティ、世界ウイグル会議東アジア、太平洋地域全権代表 就任のお知らせ
- ^ [2]“日本ウイグル連盟”の設立に関する通知 (世界ウイグル会議)
- ^ 日本ウイグル協会2012年4月23日記事
- ^ a b c RFUJからのお知らせ ラジオフリーウイグルジャパンブログ2012年4月24日記事
- ^ 三原じゅん子ブログ2012年4月23日記事
- ^ “【Rabiye Qadir】世界ウイグル会議 第4回代表大会開会式&懇親会”. 日本文化チャンネル桜 (2012年5月17日). 2012年5月20日閲覧。
- ^ [3]産経新聞2012.5.14記事『「絶滅に追い込んでいる」と中国批判 東京で世界ウイグル会議大会』
- ^ “World Uyghur Congress In Tokyo Draws Condemnation From China” (英語). Uyghur American Association (2012年5月15日). 2012年5月20日閲覧。
- ^ “China morning round-up: Uighur talks in Tokyo opposed” (英語). BBC. (2012年5月15日)
- ^ “都内で大会、中国反発=アジアで初開催-世界ウイグル会議”. 時事通信社. (2012年5月14日)
- ^ [4]日本経済新聞2012.5.14記事「世界ウイグル会議の日本開催、中国が「強い不満」[リンク切れ]
- ^ [5]「世界ウイグル会議関係者の靖国参拝「唾棄すべき行為」=中国政府」サーチナニュース2012.5.15記事
- ^ [6]日本経済新聞2012.5.15記事「中国外相、経団連と会談中止 ウイグル会議影響か」[リンク切れ]
- ^ Introducing the World Uyghur Congress
- 1 世界ウイグル会議とは
- 2 世界ウイグル会議の概要
- 3 各国との関係
- 4 傘下組織
- 5 参考文献
- 6 関連項目
世界ウイグル会議
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「東トルキスタン独立運動」の記事における「世界ウイグル会議」の解説
詳細は「世界ウイグル会議」を参照 ウイグル人の民族運動は、ダライ・ラマに指導されたチベット独立運動のケースと比較して、カリスマ性のある指導者を欠くと批判される場合が多い。 こうした批判を受けて、1990年代には、各国でそれぞれ設立されていた運動組織を統合する機運が高まった。1992年には、イスタンブールで「東トルキスタン民族会議」が開催され、世界各国の民族運動組織や個人が集まった。 2004年には、1996年にドイツで設立された世界ウイグル青年会議が「民族会議」と合流し、世界ウイグル会議に再編された。世界ウイグル会議の初代議長にはエイサ・ユスプ・アルプテキンの子、エルキン・アルプテキンが選出された。2006年には、ラビア・カーディルを第2代議長に選出し、国際社会に対してウイグル人問題のアピールを強めている。2012年には東京で代表大会が開催された。
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