三重緑辛1号【ミエリョクシン1ゴウ】(草花類)
登録番号 | 第4477号 | |
登録年月日 | 1995年 3月 27日 | |
農林水産植物の種類 | からしな | |
登録品種の名称及びその読み | 三重緑辛1号 よみ:ミエリョクシン1ゴウ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 三重県 | |
品種登録者の住所 | 三重県津市広明町13番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 本庄達之助 豊富康弘 田中一久 藤原孝之 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「赤大葉たかな」の変異株から選抜,育成された固定品種であり,葉が緑色で,アントシアニンの着色が無く,葉肉の辛みが強く,浅漬けに向く品種である。 種子の色は茶褐,大きさはやや小である。子葉の大きさはやや小,胚軸の着色はやや淡である。草姿及び葉数は中,形は倒卵,長さは長,葉縁の特性は全縁,裂縁の多少は無である。葉の色は緑,葉面の着色及び毛じは無,葉面の波うちはやや少,葉縁の波うちは少,葉肉の厚さは中,辛味は激である。葉柄・中肋の幅はやや狭,厚さはやや厚,形は半円,ねじれは僅,色はやや淡緑,葉柄の長さはかなり短,基部の幅は狭である。分けつ性は無,早晩性は中,抽だい性はかなり晩,耐寒性はやや高,結球性は無である。 「赤大葉たかな」と比較して,葉面の着色が無いこと,葉柄・中肋の形が半円であること等で,「かつおな」と比較して,葉面の毛じが無いこと,葉肉の辛みが激であること,葉柄・中肋の基部の幅が狭いこと,葉柄・中肋の形が半円であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,三重県農業技術センター(三重県一志郡嬉野町)において,昭和53年に「赤大葉たかな」の中から緑葉系の変異株を発見し,以後,選抜を重ね,61年から現地適応性試験と加工適応試験を実施し,平成4年にその特性が安定したことを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「三重青たかな」であった。 |
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