三菱可変バルブ機構の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/12 05:52 UTC 版)
「MIVEC」の記事における「三菱可変バルブ機構の歴史」の解説
1982年、日本初の気筒休止エンジンの直列4気筒SOHC1400オリオンMDエンジンを発売、当時キャブレター仕様で気筒休止していた。 1984年、気筒休止技術を応用し、日本初の可変バルブタイミング・リフト機構のシリウスDASH3x2を発売、この当時はMIVECとは呼ばれておらずターボ専用エンジンであった。 1992年、ランサーMR、ミラージュサイボーグ、VR の4G92エンジンに初搭載され、FTOやギャランの6A12,ディアマンテ(6G72),パジェロエボリューション(6G74)など順次ラインナップを拡充していった。後にバルブタイミング機構を気筒休止に応用し、高出力と低燃費の両立を謳ったMIVEC-MD(Modulated Displacement 可変排気量)もギャラン、ミラージュ・ランサー用に発表された。 1990年代後半から主力エンジンがMIVECからガソリン直噴エンジンのGDIに移り変わっていき、ランサーがランサーセディアとして売り出された際に完全にMIVECからGDIに移り変わり、MIVECは一時姿を消した。 2002年10月、コルトの4G15にMIVECが搭載され、これによってMIVECが復活する。しかしこのMIVECは制御するのはバルブタイミングのみであり、以前のMIVECと名前は同じであるが動作は違う。これ以降、排出ガス規制の問題で、リーンバーンでの排気ガス清浄化が難しいGDIに代わり、MIVECを搭載するエンジンが増えてきた。 2003年5月、グランディスにSOHCカム切替タイプのMIVECが搭載される。MIVECは吸気側のみとなる。 2005年、アウトランダーの4B12に吸・排気連続可変バルブタイミング機構が搭載されて発売される。 2011年10月、マイナーチェンジしたRVRとギャランフォルティス(スポーツバック含)に連続可変バルブリフト・位相変化タイプMIVECとなる4J10を搭載。 2012年、10年ぶりにブランド復活したミラージュにMIVEC付の3A90が搭載。機構自体は吸気のみの連続可変バルブタイミングであり新しいものではない。
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