一般社団法人設立と政界進出(国政選挙出馬)への噂
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「貴乃花光司」の記事における「一般社団法人設立と政界進出(国政選挙出馬)への噂」の解説
2018年10月1日付で相撲協会を退職した後、同月4日に議員会館を訪れ、自民党の衆議院議員・馳浩と会談した。マスコミの取材では馳議員は貴乃花に2019年参議院議員選挙出馬の打診をしたというが、本人は「今日は本当に先生に引退の報告で来させていただきましたので。次に何の仕事をするかとか、まだ余裕がなくて」と取材陣をかわした。 2019年5月10日、所属事務所のホームページで「『相撲道』に由来する伝統文化の経験を通じた青少年の育成・相撲の普及活動」などを目的とした一般社団法人貴乃花道場の設立を申請したことを発表した。支援者たちが発足させた「貴乃花御縁会」は発起人に元2020年東京五輪・パラリンピック担当大臣の遠藤利明、衆議院議員・小渕優子、浜田靖一元防衛大臣、ほか元観光庁長官・元海上保安庁長官や元国土交通省事務次官など錚々たる人物が名を連ねた。その一人である山下泰裕・全日本柔道連盟会長が取材に応じ、「いち人間として。過去の名声だけにとらわれない、そういう人柄にひかれたからです」と発起人になった理由を述べている。同月19日に行われた新たな門出を祝うパーティーには520人が出席し、パーティー終了後に貴乃花は社団法人理事長の松浦晃一郎、監事の神山敏夫とともに記者会見を行った。この会見で一部マスコミが憶測報道を流していた政界進出(同年7月21日投開票の参議院選挙出馬)について改めて否定し、「世界各地へ足を運んで、日本の伝統文化を伝えていきたい」と話した。同年7月27日にニューヨークを訪問し、講演を行った。以降、国内外で講演活動を行っている。 その後も、2021年10月19日公示・31日投開票の第49回衆議院選挙への立候補などの噂があったが、出馬しなかった。 2021年4月19日に日本相撲協会の第三者機関「大相撲の継承発展を考える有識者会議」が、一代年寄について相撲協会の定款に記述された制度ではなく存在意義を見出せる根拠が無いとする提言をまとめた。一代年寄であった貴乃花にマスコミが見解を問い合わせたところ、事務所を通して「相撲協会でお決めになられたことですし、私は何かを発する立場にありませんし、何も言うことはございません」と回答している。
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