ヴィティス・ヴィニフェラ
葡萄の品種を大別すると、アメリカ種とヨーロッパ種に分けられます。アメリカ種はアメリカ東部が原産地のコンコー ド、キャンベルなどで、学名をヴィティ ス・ラブルスカ(Vitis Labrusca)といい主に生食用に栽培されていて、ワイン用にはあまり使われません。一方、ワイン用に使われるのはヨーロッパ種で、学名をヴィティス・ヴィニフェラ(Vitis Vinifera)といいます。 カスピ海のほとりコーカサス地方が原産で、後に西に進んで地中海からヨーロッパ中西部に伝わっていきました。ヨーロッパ種は、生食用の葡萄にくらべて糖度も酸度も共に高く、粒も小さいのが特徴です。小粒なため、皮や種の比率が高いのですが、香味の成分は、この部分に多いため、香り高いワインに仕上がるのです。赤ワイン用のカベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラ ン、ピノ・ノワール、メルロ、白ワイン用のシャルドネ、リースリング、ソーヴィ ニヨン・ブラン、セミヨン、甲州などが代表的です。 |
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