ランスロ=聖杯サイクルとは? わかりやすく解説

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ランスロ=聖杯サイクル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/12/30 22:33 UTC 版)

ランスロ=聖杯サイクル(Lancelot-Grail、散文のランスロ(Prose Lancelot)、流布本サイクル(Vulgate Cycle)、偽マップサイクル(Pseudo-Map Cycle)とも)はフランス語で書かれたアーサー王伝説の散文作品の一つ。5巻の散文からなり、聖杯探求の物語とランスロットグィネヴィアロマンスを伝える。大部は13世紀初期のものだが、著者に関しては確かなことはほとんどわかっていない。ウォルター・マップの作という説は否定されている。彼はこの作品が書かれる前に死んでいるからである。この物語群トマス・マロリーが使用した『アーサー王の死』の最も重要な典拠の一つである。




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ランスロ=聖杯サイクル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/05 08:04 UTC 版)

サグラモール」の記事における「ランスロ=聖杯サイクル」の解説

ランスロ=聖杯サイクルでは、サグラモールハンガリー王東ローマ皇帝の娘の子で、コンスタンティノープル帝位継承とされるサグラモールが若いうちに父が死に、母がブリテンのエスタンゴアのブランドゴリス(Brandegoris of Estangore)の誘いを受け、15のときに母子ともどもブリテンに渡る。ブリテンに着くとアーサー王のもとでサクソン人との戦い従事し、王の甥ガウェインとその兄弟助け受けた。彼らは一緒にアーサー王騎士叙勲受けた。 ランスロ=聖杯サイクルのサグラモール勇猛だが激しやすい騎士として描かれている。戦闘の際に逆上する点に、アイルランド英雄クー・フーリン類似性見られるひとたび戦闘が終わると、サグラモールは病と空腹のため倒れてしまう。この様子がまるでてんかん病患者のように見えることから、サー・ケイ彼に若き屍」(Morte Jeune)というあだ名与えたという。ランスロ=聖杯サイクルにはサグラモール冒険数多く描かれており、乙女救い出す場面で中心人物となることも多い。アーサー王宮廷グィネヴィア育てられ女性との間に娘を一人もうける。また、彼の異父妹でブランドゴリスの娘である美しクレアClaire)は騎士ボールスと恋に落ち同衾して白のエリアン(Elyan the White)を出産するサグラモールカムランの戦いで、モードレッドの手かかって死ぬ。アーサー王騎士中でも戦い最後まで生き残った騎士一人だったという。

※この「ランスロ=聖杯サイクル」の解説は、「サグラモール」の解説の一部です。
「ランスロ=聖杯サイクル」を含む「サグラモール」の記事については、「サグラモール」の概要を参照ください。

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