ラテックとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ラテックの意味・解説 

ラテック【LaTeX】

読み方:らてっく

ラテフLaTeX


LaTeX

読み方:ラテック,ラテフ

LaTeXとは、文書整形機能を持つ組版ソフトウェアTeX」に、コンピュータ科学者レスリー・ランポートL. Lamport)が独自のマクロパッケージを組み込んだ組版処理システムの名称である。

LaTeXはTeXベースとした高品質自由度の高い組処理能力と、マクロパッケージに由来する扱いやすさを特徴とする。LPPL(LaTeX Project Public License)と呼ばれる独自のライセンスに基づきフリーソフトウェアとして配布されている。LaTeXはTeX処理系としては最もユーザーの多い製品一つとされる


参照リンク
LaTeX – A document preparation system - (英語)

LaTeX

(ラテック から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/14 14:25 UTC 版)

LaTeX(ラテック、ラテフ、など。詳細は後述)とは、レスリー・ランポートによって開発されたテキストベースの組版処理システムである。電子組版ソフトウェアTeXにマクロパッケージを組み込むことによって構築されており、単体のTeXに比べて、より手軽に組版を行うことができるようになっている。LaTeXと表記できない場合は「LaTeX」と表記する。


注釈

  1. ^ 日本の初等教育・中等教育での数式表記は JIS Z 8201 を基準にしている。2006年1月20日に確認が行われている JIS Z 8201-1981 (JIS Z 8201:1981) と国際標準である ISO 31-11:1992 とでは、表記が一部異なっている。
  2. ^ 日本の初等教育・中等教育での数式用に記号の形を調整するマクロとして、初等数学プリント作成マクロ emath がある。
  3. ^ 他に、日本語の組版のために開発されたものとして NTT JTeX があり、これにも対応する NTT JLaTeX があるが、いずれも現在は更新等されていない。
  4. ^ pLaTeX がリリースされた当初はまだ LaTeX2ε は世に出ていなかったが、1995年に pLaTeX2ε がリリースされた。なお、「pLaTeX2ε」は株式会社アスキー登録商標であり、「ピーラテックツーイー」と読むのが正しいとされている。なお、LuaLaTeX は最初から LaTeX2ε に同等なものとして開発されている。
  5. ^ ソースコードを DVI などの文書ファイル形式に変換すること。
  6. ^ Microsoft Word でしか開くことができなかった旧型式のdocファイルなどとは異なり、処理系に依存しないとされるファイル形式。なお、新形式のdocx (Office Open XML Document) は処理系に依存せず開くことができる。
  7. ^ 処理系に依存しない標準規格。
  8. ^ 他のソースコードの記述を自動的に読み込む仕組み。
  9. ^ 例えば日本数学会電子情報通信学会
  10. ^ XϒMTeXmhchem のように化学式の入力を支援するパッケージも存在する。

出典

  1. ^ Lamport 1990, p. 5.
  2. ^ 奥村 & 黒木 2013, p. 2, 1.3 LaTeXって何?.
  3. ^ LaTeX project: The LaTeX project public license”. 2020年6月11日閲覧。
  4. ^ 奥村 & 黒木 2013, p. 2.
  5. ^ 奥村 & 黒木 2013, p. 4.
  6. ^ TeX で作られた本 — TeX Wiki”. 2020年6月11日閲覧。
  7. ^ ScienceSoft — LaTeX”. 2020年6月11日閲覧。



「ラテック」の例文・使い方・用例・文例



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ラテック」の関連用語

ラテックのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ラテックのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
IT用語辞典バイナリIT用語辞典バイナリ
Copyright © 2005-2024 Weblio 辞書 IT用語辞典バイナリさくいん。 この記事は、IT用語辞典バイナリLaTeXの記事を利用しております。
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのLaTeX (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS