メインシリーズの変遷
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「実況パワフルプロ野球」の記事における「メインシリーズの変遷」の解説
'94〜3 スーパーファミコンで発売。この3作でペナントの基本形が作られる。3でサクセスが初登場。 4〜6 NINTENDO64で発売。球場がポリゴンで表現されるようになり、キャラクターも繊細なグラフィックで描かれるようになった。サクセスでの投手育成、サクセス選手のウグイスコールなどシステム的な変更点もあったが、最も大きな変更点としてN64コントローラの3Dスティックでのアナログ操作が追加された。 7〜8 PS2で発売。グラフィックがフルポリゴンで表現されるとともに、ユニフォームのデザインが細かく再現されるようになった。1チームあたりの登録選手が増加した他、今までイチローなど一部の選手だけだった特殊なモーションが一気に増え、データ以外でも選手ごとの個人差がつくことになった。さらに『パワプロ8』からは球場の看板が広島市民球場以外は実名になった。なお、『パワプロ7』からは発売時期が開幕後になったため、無印版がそれまでの開幕版と同じ役割を担うようになり、シーズン開幕後の成績がデータにある程度反映されるようになった。 9〜12 PS2とGCのダブルプラットフォームに。サクセスとは一味違う「マイライフ」や「対決!伝説選手」などの新モードが多数追加された。『パワプロ12決定版』からは広島市民球場の看板も実名となった。『パワプロ10』からオリジナルチームの作成も可能となっている。GC版とPS2版での違いはほとんど無いが、GC版ではGBA版パワポケシリーズの選手パスワードを入力することができる。 13 『パワプロ8』以来のPS2のみのシングルプラットフォームに戻る(オンライン要素を充実させるためとされた)。オンラインモードはリニューアルされ、一人のユーザーが選手となり、全国のユーザーとチームを組んで対戦する方向になる。キャッチャーウインドウが無くなる、以前の作品より同じ球速でも遅くなっている、変化球の表示が左右逆になる、強振時にもミートカーソルの数値によって大きさが影響される、プロスピ同様フライング盗塁システムの導入などの大きな変更が加えられている。『パワプロ13決定版』ではオプションでキャッチャーウィンドウのあり・なしが自由に選べるようになっている。本作をもって「シナリオ」モードが一旦廃止された。 14,15 PS2とWiiのダブルプラットフォームに。また、Wii版は『パワプロ14』では『実況パワフルプロ野球Wii』の名称であり、数字はつかなかった(ゲーム内容はほぼ同一)が『パワプロ15』ではPS2版と同じく数字がつくようになった。PS2版はPSP版との連動、Wii版はパワポケシリーズとの連動と、Wiiならではの操作方法を導入した『リモパワ』モードといった特徴がある。『パワプロ14』および『Wii』はどちらもオンライン対戦が可能だが『パワプロ15』はオンラインに対応していない。 2009 『パワプロ2009』以降はメインシリーズも年号表記となる。『パワプロ2009』は(後述『パワプロNEXT』との兼ね合いで)PS2版のみの発売。 2010〜2018 『パワプロ2010』からHD機であるPS3で発売され、グラフィックはさらにリアルになり、PS3版でもオンライン対戦が標準搭載された。またパワポタシリーズとして独自展開していたPSP版も同年からメインシリーズとして発売されることになり、PS3とPSPのダブルプラットフォームになった。『パワプロ2012』ではここにPS Vitaを加えたトリプルプラットフォームになる。『パワプロ2014』までは毎年発売されたが『パワプロ2015』は発表されず欠番となった。『パワプロ2016』以降はPSP版が廃止され、PS4・PS3・PS Vitaの3機種で発売された。2017年度は『パワプロ2016』のver.1.07のシーズンアップデートで2017年モードとして追加されることとなり、同時に次回作についても開発中であることが公表された。これにより『2014』以降はシリーズそのものが隔年販売に移行している事が確定した。『2018』では『13』をもって廃止されていた「シナリオ」モードが「LIVEシナリオ」という形で復活した。 2020・2022 コナミ主催のeスポーツイベントの公式ゲームであるため、タイトルから『実況』の文字が外れ、代わりに『eBASEBALL』がつくようになった。それに伴い、第一作からほとんど変わっていなかったタイトルロゴデザインも一新された。Nintendo SwitchとPS4のダブルプラットフォームでの発売。任天堂ハード対応のパワプロメインシリーズの発売は、上述の『15』以来である。 決定版に関しては『パワプロ10』から『超決定版』と題して発売されたが『パワプロ12』からは元の「決定版』に戻った。理由は「パワプロが発売されるたびにパワーアップされるのは当たり前」ということで戻したという。『パワプロ15』から『パワプロ2010』までは決定版が発売されておらず、『パワプロ2011』で4年ぶりに決定版発売となった。『パワプロ2013』では発売前から決定版を出さないことを明言しており、最新の選手データを無料で配信している。 なお、メインシリーズの数字の読み方は、『パワプロ11』(超決定版)までは「テン」、「イレブン」などと英語読みだったが、『パワプロ12』以降は「じゅうに」「じゅうさん」と日本語読みになっている。
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