マクロライドの構造上の定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 06:08 UTC 版)
「マクロライド系抗菌薬」の記事における「マクロライドの構造上の定義」の解説
マクロライド(macrolide)とは、大員環のラクトンに、何らかの糖が結合した、配糖体を指す。ラクトンであるため、波数1720 cm−1から1730 cm−1付近の赤外線領域に、特徴的な吸光帯を有する。 なお、このラクトン環は、12員環、14員環、15員環、ないし16員環であり得る。また、一口に糖とは言っても、ヒドロキシ基が外れたデオキシ糖が多く見られ、他にもアミノ糖やメチル化糖であったりと、様々な糖がラクトン環に結合している。さらに、結合している糖の数も1つ以上であって、何個の糖が結合しているのかは決まっていない。その上、糖がラクトン環のどの位置に結合しているのかも決まっておらず、複数の糖が連なっている場合も有る。
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