ホンダ・1300とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 乗り物 > > ホンダの車種 > ホンダ・1300の意味・解説 

ホンダ・1300

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/22 22:08 UTC 版)

ホンダ・1300(ホンダ・せんさんびゃく)は、本田技研工業(ホンダ)が1969年(昭和44年)から1972年(昭和47年)まで生産、販売していた4ドアセダンおよび2ドアクーペの小型乗用車である。


注釈

  1. ^ ただしライトバンは試作車が製作されており、東京モーターショーに参考出品されている。
  2. ^ 市販開始直後(1969年〈昭和44年〉12月まで)の数値
  3. ^ 初期の99のカタログスペックは0 - 400 m加速が16.9秒(77は17.5秒)、最高速度185 km/h(77は175 km/h)であった。
  4. ^ 1300と基本的に同じ冷却方式を持つRA302が唐突に出現してから1300が市販開始されるまでに1年程しか経過しておらず、市販車の開発と競技車の開発のどちらが先行していたかは定かでない。
  5. ^ 北海道向けの車両にはエキゾーストマニホールドの排熱をブロアファンで強制的に室内へ引き込む強力ヒーターとグリルカバーが標準装備された。
  6. ^ ほぼ同時期に販売されていた国産前輪駆動車であるスバル・1000の最小回転半径(4.8 m)と同じであった。初期のFF車としては平均的な性能である。
  7. ^ ホンダ以外では日野・コンテッサ1300、マツダ・コスモスポーツなども採用。
  8. ^ 2WD車での場合。ただし、後に追加された4WD車は当初からPCDは100.0mmだった。
  9. ^ 同時期、軽乗用車のN360に対して欠陥車という指摘があり(詳細はユーザーユニオン事件参照)、その対応に追われていたため。
  10. ^ コンプレッサーはカムシャフトから直接動力を取り出すという特殊な形式であった。
  11. ^ 1300に用いられたATは、3速で自動変速するもので、機能としては他社の一般的なATと同じものであり、後の145シビックに用いられた2速で自動変速しないものとは異なる。ただし、遊星ギアを用いないなど、ホンダ独自の構造は両者に共通しており、共に「ホンダマチック」を名乗っている。
  12. ^ エンジン回転数の正式名称はエンジン回転速度。 JIS B 0108-1による。
  13. ^ その他にも「モーターサイクルが空冷であるから」など、本田の主張と思想に関しては諸説がある。
  14. ^ 軽トラックTNシリーズは1977年まで生産が続いた。
  15. ^ 後日談として、本田は社長職から退くまでの間、本車種を通勤用に使用し続けていたという。
  16. ^ 77デラックスの場合車重が885kgの為、前軸荷重は約546kg、後軸荷重が約334kgという事になるが、この前軸荷重のうち約200kgがエンジンである。
  17. ^ JAFのJAFの公式リザルトでは「ホンダ1300R」とされている。
  18. ^ 資料によっては「ブラバムのF3シャーシ」と記述される事が多く、一般的にはブラバム・BT16A英語版とされているが、R1300のJAFの公式リザルトでは「BT18改」とされている事から、ブラバム・ホンダ BT18または、ホンダがレーシングスクール用として特注させたブラバム・BT18B英語版がベースともいわれている。
  19. ^ エンジンとトランスミッションの位置関係、ドライサンプの採用などレース仕様への転用に適していた。カムプロフィールの変更、クランクシャフトの軽量化及びバランス取り、高圧縮比化、純正CVキャブレターを用いた軽微なチューンにより130 PS/7,500 rpmを得た(CRキャブレターの装着で140 PS/8,500 rpmも可能であったとされる)。トランスミッションは標準のシンクロメッシュ4速に代わって、コンスタントメッシュ5速が製作された。
  20. ^ ホンダからR1300を払い下げられたとも言われている

出典

  1. ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第27号3ページより。
  2. ^ 全面広告『朝日新聞』昭和44年(1969年)10月6日朝刊、4面
  3. ^ 「最速のファミリーカー」を目指した昭和ホンダ! 失敗から生まれた名車をご存じか”. merkmal (2022年11月22日). 2022年11月22日閲覧。
  4. ^ ホンダ1300・77 - 名車文化研究所
  5. ^ 【昭和の名車 24】ホンダ 1300 99S(昭和44年:1969年) - Webモーターマガジン
  6. ^ 第34回:『偉大なる失敗作』ホンダ1300(1969〜1972)(その3) 【これっきりですカー】 - webCG
  7. ^ 第35回:『偉大なる失敗作』ホンダ1300(1969〜1972)(その4) 【これっきりですカー】 - webCG
  8. ^ Road Tests - Honda 1300 Coupe Register
  9. ^ 「第8回クラシックカーフェスティバル in 桐生」の会場から ビジュアル30枚 【画像・写真】 - webCG
  10. ^ [1] - Grand Prix Engine Development 1906-2000
  11. ^ 1965 Brabham BT16 - PENRITEOIL - Shannons Club
  12. ^ Honda R1300 1969 - GTPlanet
  13. ^ ワールドAC7 - 輪遊人-BEAT
  14. ^ 全日本鈴鹿自動車レース 選手権大会 全日本-I (R) リザルト - JAFモータースポーツ]
  15. ^ 全日本富士1000kmレース 1000km (R1) リザルト - JAFモータースポーツ]
  16. ^ ニットラ(ワールド) AC7 - 輪遊人-BEAT
  17. ^ 全日本富士1000kmレース 1000km (R1) リザルト - JAFモータースポーツ
  18. ^ 日本グランプリレース大会 レーシングジュニア リザルト - JAFモータースポーツ
  19. ^ 全日本鈴鹿自動車レース大会 全日本選手権II (G) リザルト - JAFモータースポーツ]
  20. ^ XVIII Macau Grand Prix 1971 standings - Driver Database
  21. ^ 【貨車走天涯】HINO達卡王──菅原義正戰到七十七. Text: John Chan | by PowerPlay HK - Medium
  22. ^ HairpinCircusMisaki
  23. ^ 沿革 | 会社情報 - 株式会社オートバックスセブン
  24. ^ ハヤシレーシング ヒストリー - ハヤシレーシング
  25. ^ Hayashi Carman Apache 1969 - GTPlanet
  26. ^ EVA Can-Am 2B - Motor Press]






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ホンダ・1300」の関連用語

ホンダ・1300のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ホンダ・1300のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのホンダ・1300 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS