ペイブウェイとは? わかりやすく解説

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【ペイブウェイ】(ぺいぶうぇい)

Paveway(ペイブウェイ)

テキサス・インスツルメンツ社がアメリカ軍向けに開発したレーザー誘導爆弾制御ユニット
レーザー受光部動翼から構成され発射母機友軍機や地上部隊からのレーザー目標指示によって爆弾目標誘導する
500ポンド1000ポンド2000ポンドの各Mk.80シリーズなどに取り付けることができ、ベトナム戦争時に実用化された後に改良重ねられ湾岸戦争以後特に多用されるようになった
大きく分けてI、IIIIIシリーズがあり、現在使用されているのはIIIIIである。

慣性誘導備えていないので、弾道制御するために落下途中であえてレーザー照射中断するというテクニック用いられる場合もある。

スペックデータ

バリエーション

関連セミアクティブレーザー誘導

参考リンク:http://strike-eagle.masdf.com/lgb.html

gbu24.jpg
Photo:MASDF

(GBU-24 ペイブウェイIII)


ペイブウェイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/15 00:29 UTC 版)

ペイブウェイ(Paveway)は、アメリカ合衆国製の航空爆弾の名称である。


注釈

  1. ^ 米空軍は2010年度予算要求で、JDAMを7,452発、SDBを2,440発購入する計画を示した。米海軍もJSOWを430発分の購入を計画している
  2. ^ 計画名は当初は"Pave way"とされていたが、後に"Paveway"計画に改められた
  3. ^ M117にKMU-342/B誘導キットが取り付けられた試作爆弾は"BOLT-117"(Bomb, Laser, Terminal Guidance)LGB GBU-1/Bと名付けられた
  4. ^ 「ペイブウェイII」の登場によって、それまで「ペイブウェイ」とだけ呼ばれていた従来型が「ペイブウェイI」と呼ばれることになった
  5. ^ 「ペイブウェイIII」は、当初は、GBU-24/A: Mk 84 2,000ポンド爆弾の他にも、GBU-22: Mk 82 500ポンド爆弾、GBU-24A/B: Mk 84 2,000ポンド爆弾、HSM(Hard Structure Munition)という4種の爆弾に対応して開発が行われたが、HSMは完成せずに他の2つも組み合わせては量産されず、結局、誘導爆弾として量産されたのはGBU-24の一群であった
  6. ^ 「ペイブウェイIII」には多様な派生型が存在する。特筆すべき1つは、306kgのトリトナル爆薬を切断した203mm砲身に充填したBLU-113/Bを弾体とした、総重量2,130kg(4,695ポンド)のGBU-28/Bであり、GBU-28/B「バンカーバスター」と呼ばれるこの精密誘導爆弾は、土中なら30m、コンクリートなら6mの深さまで潜り込んでから爆発するという地下壕などを攻撃する為の特殊爆弾である
  7. ^ GBU-27の特殊なものとしては、BLU-109/Bを弾体に使い、F-117の兵器倉に収容できるよう全長を短くして、アダプターリングも小型化したGBU-27/Bがある

出典

  1. ^ 石川潤一著 『2010年国防予算案を読む』、軍事研究2009年7月号、(株)ジャパン・ミリタリー・レビュー
  2. ^ 青木謙知著 『アメリカの対艦/対地攻撃兵器』、軍事研究2009年8月号別冊、(株)ジャパン・ミリタリー・レビュー
  3. ^ 青木謙知著 『ボーイングの新型誘導爆弾トリオ』、軍事研究2009年8月号、(株)ジャパン・ミリタリー・レビュー


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