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【ペイブウェイ】(ぺいぶうぇい)

テキサス・インスツルメンツ社がアメリカ軍向けに開発した、レーザー誘導爆弾の制御ユニット。
レーザー受光部と動翼から構成され、発射母機、友軍機や地上部隊からのレーザー目標指示によって爆弾を目標へ誘導する。
500ポンド、1000ポンド、2000ポンドの各Mk.80シリーズなどに取り付けることができ、ベトナム戦争時に実用化された後に改良が重ねられ、湾岸戦争以後特に多用されるようになった。
大きく分けてI、II、IIIのシリーズがあり、現在使用されているのはIIとIIIである。

関連:セミアクティブレーザー誘導

ペイブウェイ

Photo:MASDF


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ペイブウェイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/04/13 14:07 UTC 版)

ペイブウェイ(Paveway)は、アメリカ合衆国製の航空爆弾である。

航空機搭載型の精密誘導爆弾としては最も多く生産された代表的な「スマート爆弾」であり、初期型以降も誘導精度の向上などいくつもの新たなシリーズが開発された。当初は、米テキサス・インスツルメンツ社が最初のシリーズである「ペイブウェイI」を開発生産し、その後は米レイセオン社がペイブウェイ・ファミリーを引き継いで4つのシリーズの開発生産を行っている。2010年現在では、レーザー誘導式のJDAM小直径爆弾(SDB)といった新たな兵器の登場で、米国での誘導爆弾の主役の座を明け渡しつつある[1][出典 1]

ペイブウェイIIIのシーカーヘッド (ロンドン、ヘンドンのイギリス空軍博物館において)
ペイブウェイIII (ベルリンILAエアショウ 2006において)
(図の上から下へ)2つのコンピュータ制御群、向上形GBU-12、レーザー誘導用訓練弾 (パリ・エアショウ 2007において)
GBU-16
ペイブウェイの構成概略
図中央の葉巻型部分が基本となる弾体であり、この前後に誘導部が取り付けられる。先端部にセミアクティブ・レーザー・シーカーの窓が位置する。先端部分には、シーカーの他にもINSや電池、カナード翼等の操向機構、ペイブウェイIVでは爆発高度センサーなどが内蔵される。黄色で示したのが2組備わるGPS受信器で、その後ろに操向用カナード翼が位置する。弾体上を這う赤で示した線は、搭載母機からINSの位置・速度・方向情報とGPSの目標座標などを読み込むための通信路である。後端部には展張式の安定翼が付く。"エンハンスト・ペイブウェイII"の例で示した。

  1. ^ 米空軍は2010年度予算要求で、JDAMを7,452発、SDBを2,440発購入する計画を示した。米海軍もJSOWを430発分の購入を計画している。
  2. ^ 計画名は当初は"Pave way"とされていたが、後に"Paveway"計画に改められた。
  3. ^ M117にKMU-342/B誘導キットが取り付けられた試作爆弾は"BOLT-117"(Bomb, Laser, Terminal Guidance)LGB GBU-1/Bと名付けられた。
  4. ^ 「ペイブウェイII」の登場によって、それまで「ペイブウェイ」とだけ呼ばれていた従来型が「ペイブウェイI」と呼ばれることになった。
  5. ^ 「ペイブウェイIII」は、当初は、GBU-24/A: Mk 84 2,000ポンド爆弾の他にも、GBU-22: Mk 82 500ポンド爆弾、GBU-24A/B: Mk 84 2,000ポンド爆弾、HSM(Hard Structure Munition)という4種の爆弾に対応して開発が行われたが、HSMは完成せずに他の2つも組み合わせては量産されず、結局、誘導爆弾として量産されたのはGBU-24の一群であった。
  6. ^ 「ペイブウェイIII」には多様な派生型が存在する。特筆すべき1つは、306kgのトリトナル爆薬を切断した203mm砲身に充填したBLU-113/Bを弾体とした、総重量2,130kg(4695ポンド)のGBU-28/Bであり、GBU-28/B「バンカーバスター」と呼ばれるこの精密誘導爆弾は、土中なら30m、コンクリートなら6mの深さまで潜り込んでから爆発するという地下壕などを攻撃する為の特殊爆弾である。
  7. ^ GBU-27の特殊なものとしては、BLU-109/Bを弾体に使い、F-117の兵器倉に収容できるよう全長を短くして、アダプターリングも小型化したGBU-27/Bがある。
  1. ^ 石川潤一著 『2010年国防予算案を読む』、軍事研究2009年7月号、(株)ジャパン・ミリタリー・レビュー
  2. ^ 青木謙知著 『アメリカの対艦/対地攻撃兵器』、軍事研究2009年8月号別冊、(株)ジャパン・ミリタリー・レビュー
  3. ^ 青木謙知著 『ボーイングの新型誘導爆弾トリオ』、軍事研究2009年8月号、(株)ジャパン・ミリタリー・レビュー


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